2022年米国の旅15  最終回チップは何%払う

先達ブログ

ももじろうです。

いつもジルがお世話になっております。世帯主で主夫のパートナーです。

 

「老後を豊かにシリーズ」2022年米国の旅15  最終回チップは何%払う

2022年5月28日

 

先日5月26日のテレビ東京・モーサテで以下の報道がありました。

 

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経済が重要なんだよ

 

“日本経済新聞社小竹洋之さんに話を聞く。

アメリカ止まらぬ値上げネット通販にも波及。小竹さんは「アメリカでは

ランチ代の値上がりも厳しく、在宅勤務を選ぶ人も多い。

1992年の大統領選で勝利したクリントン大統領。

当時のスローガンが経済が重要なんだよ愚か者という言葉があるが、今11月の

中間選挙を控えるアメリカ国民の気分はインフレが重要なんだよ愚か者と。

アメリカの消費者物価指数は約8%上がっている。

賃金の伸びを見ると5%台で物価上昇が賃金の上昇を上回る状況

生活水準が悪化している。インフレは格差拡大にもつながっていて、

勤労世帯に限ればだいたいインフレで約46万円増の支出。

収入の増加を織り込み所得階層別に見ると低所得層が支出の増加が

収入の増加を上回っている。低所得、中所得層の負担が重い。”

 

本日はこの物価上昇の影響を一番受ける(後でお話しするTip チップ

給与者)と言う人達の話です。過去2年間コロナによるレストランの

閉鎖で大打撃を受けたのもこの人たちでした。

 

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ファースト・フードはチップ無し

 

一番にピンと来たのは、最初の部分のランチ代の値上がりも厳しくでした。

今回の旅で、直接私が払ったランチは3回ありました。

1回はTABASCOのレストランでのファースト・フード的なものでTip(チップ)

が無い(お客自身がトレイを持ち、注文した料理を受け取り自分の決めた席に着く)

ためこれは今回除外します。

 

デトロイト

人数

総金額

Tip含

食事内容 Tipチップ

約20%

日本クレジット請求額
ランチ

3人

$120 アイスティーとグリルチキンが入ったサラダ × 2人

ステーキ(小) × 1人

$22.00

約2,900円

16,182円
ランチ

2人

$44 アイスティーとグリルチキンが入ったサラダ × 1人

グリルサーモン × 1人

 $7.00

約 930円

5,856円

帰国後、ジルにMr. CB と2人で昼食した時の代金が約6千円と告げたら、ウソー!

とたまげておりました。2022年日本のモノの値段は昔の低開発国並みになりました。

 

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アメリカ観光に行く人の必読ページ

 

NY在住の小松 優美さんが10年以上前の2008年05月27日にアップした

3/3 日本人観光客が嫌われる?NYチップ事情 [ニューヨーク] All About

では、日本人観光客が嫌われる?NYチップ事情を報告されています。

結論から簡単に言うと、日本人はチップの払いが悪く“嫌われている・・”

 

日本で基本的にはチップの習慣がないため、アメリカに来ても

郷に入りては、を行わずにいる人があります。

もし払っても、何十年前の旅行指南書に書かれていた「チップは15%」を

金科玉条のごとくまもり、セントの単位まで電卓計算して払うひともいます。

昔と違い今時のクレジット払いの請求書には、チップ金額・% 参考値が出て

おりますが最低15%又は18%からとなっていますが、多くが18%からです。

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米国歳入庁IRSのページ

 

2000年初めに、アメリカに現地法人を作った時、派遣する駐在員の

現地給与を決める為アメリカ所得税について調べたことがあり、

その時偶然にチップ給与者と言う分類があることを知りました。

ご興味のある方用に、昨年2021年のIRS(アメリカ合衆国内国歳入庁)

チップ給与者税務申告のページをお教えします。

Publication 531 (12/2023), Reporting Tip Income | Internal Revenue Service

Publication 531 (2021), Reporting Tip Income

 

小松さんの記事にもある通り、チップ給与者は基本それが全てですから

その額(%)にはシビアになり、スマートに行くなら20%が標準です。

『ハリウッドスターのチップの良し悪しが暴露されて記事になるほど』です。

 

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郷に入りては郷に従う

 

ここで問題は、NYの日本人観光客ではなく。日本製造業が展開している

デトロイトからフロリダ迄のインターステート75号線と

シカゴからニューオリンズ迄の55号線の間にある、日本食レストランに来る

日本より派遣された駐在員の方々のTipの払いの悪さです。

先ほども述べましたが、日本で習慣が無かったのと現地給与に問題が

あるのかわかりませんが、ある時あるレストランの各席に『給仕する人への

チップを忘れずに払って上げてください』と言う張り紙が出たことがある位、

事務方・工場方問わず一部の駐在員の方々のTipの払いには問題が有ります。

どうぞ、郷に入りては郷に従って下さい。

この一言で、最近一杯増えてきたアメリカからの訪問者の方々に嫌われたかも

しれませんが?苦言を呈するのも役目ですから言わせていただきました。

 

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20%のチップは普通

デトロイトでMr. CBの息子フィルが奢ってくれた時のTipは20%でした。

『それ普通?』と聞いた私へのフィルの答えは『普通だよ!』でした。

 

という事で、私も小松さんの記事は後で発見しましたが、今回の旅では

普通のチップ20%をはらい、日本の名誉を守るために一助?としてきました。

 

アメリカ・メモリアル旅行はこれで一旦終わり