50歳以上の人には懐かしい城達也氏のジェット・ストリーム

先達ブログ
xegxef / Pixabay

ももじろうです。

いつもジルがお世話になっております。世帯主で主夫のパートナーです。

「老後を豊かに過ごすシリーズ」 

50歳以上の人には懐かしい城達也氏のジェット・ストリーム 【1967年(昭和42年)~1994年(平成6年)】

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JETSTREAM

最初は「買い物は世界を救う」の印刷文字に気を取られその反対側のJETSTREAM に全然気づいて居りませんでしたが、ある時この文字を見つけ一瞬であの日々に戻って行きました。

 

0時の時報の後一瞬の静寂を切り裂くキーンと言うジェット・エンジンの音

昔、FM東京がまだ東海大学FM実験局のFM東海だったころから深夜(今ならETVの2355で日付が代わることを教えてくれるのですが)0時の時報の後一瞬の静寂を切り裂くキーンと言うジェット・エンジンの音にパイロットの「ジャパンエアー364クリアー・フォーアプローチ、サーフリンランナウエイ15レフト、サーフェイスウインド Japan Air 364 clear for approach, surfring runway 15 left, surface wind」の無線交信音の後、城達也氏の『ジェット・ストリーム』の番組名発声に続きフランク・プゥルセル・グランド・オーケストラの『ミスター・ロンリー』が始まります。音楽が流れて17秒過ぎにあの

オープニング・ナレーション

太陽が沈んでから もうずいぶん時が流れました。

昼間の騒音と埃に汚された時間は、すっかり宇宙の果てしない暗黒の中へはき出され、

今、私たちの周りを音もなく流れている時間は高度1万メートルの空気のようにフレッシュです。

地球の自転によって成層圏で起こる壮大な大気の流れ、ジェットストリーム。

その神秘的な永久運動さえこの純粋な時間の流れの中では、夜の潮騒のように私たちの身近に迫ってまいります。

これからの1時間、日曜を除く毎晩、日本航空があなたにお届けする音楽の定期便ジェットストリーム

皆様の夜間飛行のお伴をいたしますパイロットは私、城 達也です。

が始まりました。

途中からはより有名になったバージョン

途中からはより有名になった(私のCDジェットストリーム10枚組ヴァージョンもこのヴァージョン)

遠い地平線が消えて、深々とした夜の闇に心を休める時、遥か雲海の上を、音もなく流れ去る気流は、
たゆみない宇宙の営みを告げています。

満点の星をいただく果てしない光の海を、豊かに流れゆく風に心を開けば、煌く星座の物語も聞こえてくる、夜の静寂の、

なんと饒舌なことでしょうか。
光と影の境に消えていったはるかな地平線も瞼に浮かんでまいります。

これからのひと時。
日本航空が、あなたにお送りする音楽の定期便。「ジェットストリーム」。
皆様の、夜間飛行のお供を致しますパイロットは、わたくし、城達也です。

この“遠い地平線”ヴァージョンも当初のたゆみない宇宙の営み から 限りない宇宙の営み に替わってそるそうですが多分92年にタイ勤務を終えて帰国した時にどうだったか記憶が有りません。

そして終わりには

 

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エンディング・ナレーション

夜間飛行の、ジェット機の翼に点滅するランプは、遠ざかるにつれ、次第に星のまたたきと区別がつかなくなります。
お送りしておりますこの音楽が、美しくあなたの夢に溶け込んでいきますように。
日本航空がお送りした音楽の定期便、「ジェットストリーム」
夜間飛行のお供をいたしましたパイロットはわたくし、城達也でした

依然として海外旅行が庶民には高根の花だった昭和40年代

で、終わるのですが、1964年/昭和39年外貨持ち出し500米ドル(但し、1ドル=360円 大卒初任給21,200円 ドル換算$59.00 の時代)にて個人の海外旅行自由化がなされたとは言え、依然として海外旅行が庶民には高根の花だった昭和40年代はともかく,第一次オイルショックの1973年/昭和43年の大卒初任給57,000円から大幅な(物価値上がりに準じて)給与値上げが度々行われた後の1980年/昭和55年頃になると一般の人が気軽にいける海外旅行が出てきました。後の80年代は大海外旅行ブーム。

大体欧州旅行は30万円前後が普通

1977年/昭和52年(大卒初任給101,000円)の翌年に始まった到着後3日間と帰国前2日間だけホテルが付く(中間日ホテル無)新しいタイプのJALパックZEROパリ30日はホテルが当時四つ星のコンコルドラファイエットで大変快適で、ツアー価格はたしか20~30万円だったです。大体欧州旅行は30万円前後が普通でした。

いつかはクラウンでなく、いつかはパリへ・・。

そんな中で、城さんのジェットストリームは、その番組がもつハイカラさで抜き出ていました。いつかはクラウンでなく、いつかはパリへ・・。です。

三菱鉛筆さんのおかげで、懐かしい記憶の旅ができました。貴方も?そう、良かったです。