目薬の効果が出る正しいさし方と、緑内障  20231107

先達ブログ

ももじろうです。いつもジルがお世話になっております。

目薬の効果が出る正しいさし方と、緑内障  20231107

 

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二階から目薬の意味

 

二階から一階にいる人に目薬をさしても薬液が目に入る確率がとても

低いので“効果がない”と言う例えで「二階から目薬」といいます。

(他にもう一つ“物事が思うようにいかずもどかしい”と言う意味もあり)

 

江戸中期から“物事が思うようにいかずもどかしい”と言う意味で使われた

そうですが、明治になり目薬が西洋医学の伝来による液状タイプになり

ご案内した「二階から目薬」=“効果がない”で使われるようになりました。

 

本日の主題は、一階から一階にいる人に目薬をさしても

薬が(目の中に留まらず)直ぐに流れては“効果がない”と言う話です。

 

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目薬さしたら、目頭を押さえる

 

点眼後、すぐ目をパチパチしたり目を左右上下等に動かすと目薬が

浸透する前に(後述の)涙の下水溝に流れ(口内に)出てしまいます。

その為下水溝を閉じるために、目頭を軽くおさえ涙道を閉じて

点眼した薬が目の奥まで浸透していくのを待ちます。

 

点眼後に目を閉じ目頭を軽くおさえたまま、どのくらい待てば

いいのかというと、メーカー・専門家によれば完全に浸透する為には

「5分」といわれています。

両眼なら10分待つのかということになりますが、かかりすぎですよね!

何分待つかはご自身のいろいろな都合でご判断下さい。

正しくさして、5分待てば効果が上がり、

目薬をささなければならない期間が短くなり、

浸透を待つ時間が短ければ、

それなりに時間(日数)がかかるという事です。

 

詳しい事は、京都市“視力ケアセンター”さんのこのページでご覧ください。

イラストで目薬の差し方を詳しく解説 – 視力ケアセンター (shiryoku15.jp)

 

 

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緑内障

 

緑内障は、日本人の失明の原因の1位で、視野狭窄(視野の狭まり)の

自覚症状があまりないまま進行してしまうことが多いので、

治療が遅れて失明まで至ってしまうことが多い病気です。

眼科で貰った、新家先生の「緑内障」の小冊子にも、多治見市の調査で

40歳以上の実に20人に1人が緑内障患者でありながら、9割の方は

自覚症状がないために緑内障にかかっていることに気がついていない

潜在患者であるというデータがあったと報告されています。

 

眼科医:あらいえ まこと

緑内障は、眼球形状を保つ房水が上手く流れ(排泄され)なくなり、眼圧が

上がっておこり、早期発見・早期治療が重要。一度障害された視神経を元に

戻す方法は無く、病気の進行をくい止めることが目標になるそうです。

眼の中を循環する眼房水(ぼうすい、英語: aqueous humor)

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緑内障、視野検査

 

昔から、他の目検査のついでに眼科医から『緑内障がある』と言われ

ておりました。40歳当時も70代の今も(ももじ)本人は自覚症状が無く

何も問題は起きていないのですが、目の中の状態・具合が明快に映る今時の

検査機器を覗いていた先生が、そのモニター画面を見せてくれながら

『此処と此処に・・』と説明しましたが、当方は良く理解できませんでした。

緑内障は、最初は点眼で直し、どうしようもなくなった時に手術

『ともかく、時間が有る時に一度視野検査をしましょう!』

『全部で1時間くらいかかりますから、そのつもりで来てください』

とおっしゃって終わり。今度ヒマ見ていくつもりです。

 

ネットで探すと、いささかためらいが出る検査の様です。

経験者に学ぶ!つらい・疲れる緑内障の視野検査を乗り切るコツ (glaucoma-arrest.net)

 

という塩梅で、日頃の疲れ目や(将来の)緑内障用の場合も含め

目薬の正しい差し方を習得するためにこの記事が生まれました。

 

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先輩(80前)G1の緑内障手術前・後の状況

 

いつも一緒に旅行するG1はつい最近左目に続き、右目も緑内障手術を

しましたが、手術前の数年間は、2種の目薬を5分間の間隔で都度目頭押さえ

さしていたそうで(G2の私はちっとも知らなかった)、手術後眼圧は

下がったのですが、現在8種類の目薬をさしているそうです。大変!