実家に帰省し家の中が爽やかになっていることに驚いた。母たちが暮らす離れもサッパリしている。何かが変わっていた。
翌朝
朝食が終わると母が何時ものように掃除を始める。毎日の掃除もいつもと同じ、それができることに満足している母なので、自分が決めたことは続ける。
これまでは箒で掃いていたのだが、当たり前のように掃除機を持って動き始めた。
マキタの掃除機を片手にもう片手には4点杖を持ち、なんともおかしな姿で掃除を始める。
振り返ると母がいなくて、杖だけ廊下に立っていたりする。
道具を使いこなす母
母に目新しい道具をプレゼントするのは楽しい。それは道具を使いこなすからだ。若い時から便利グッズで色々な物を手作り、電気製品のジューサーや電子レンジ、フードカッターも使いこなす。そんな母なのだが、年齢の事もあり、マキタの掃除機を使うだろうか?という不安もあった。もちろん内臓電池、充電、紙パック式、取り外しに迷わなくていいようなものを選んではいるが、「もったいない。今ある掃除機で十分だ」という一言があったことが余計なことになるのではないか?と思わせた。
狭い場所で使い勝手と効果を感じたコードレス掃除機
実際は自分の片手のように掃除機を使いこなし動きもスムーズ。父まで「軽くて扱いやすくお気に入りだ」と言う。稼働時間は15分しかないが、絨毯の上も掃除機を掛け、自分達の離れを掃除して歩いている。
その効果は、部屋の中含め、棚のほこりが少なくなっている。その掃除機効果におどろいたのが洗面所だった。洗濯機や乾燥機を使う場所で埃が溜まって仕方がなかったのだが、それがすっきり。
これまでは箒で掃いても埃を巻き上げるだけ。小さい掃除機だから狭い場所でも難なく動かせる。自分達も洗面所で髪を梳かした後さっと掃除機を掛けたりしている。
本来なら外に出しっぱなしにすることは目障りに感じてしまうので隠してしまいたいものだが、高齢者には目に付くところ、使いやすい位置に設置できると使い勝手が大きく変わる。物を出しっぱなしにすることで使用頻度が上がる物があることも理解しておくべきなのだと思った。
母が掃除機を自己管理し始めた
離れだけでなく、台所も、更に母屋まで掃除機を掛けている。母屋の掃除を始めようとしたところ、ももじろうがお母さんが掃除機を掛けて行った。というのだ。母屋の掃除を放棄したはずなのに、便利とは行動範囲を広げる物になる。(軽いことが)使い勝手の良い道具、素晴らしさはこんな所にある。
紙パックも月に一度交換するようにと伝えたので、交換した?と聞くと押さえてみて隙間があるからまだ大丈夫。という。こうしてすっかり母の掃除機になっていた。毎日掃除機を掛けているから埃の量も減ってきたのだろう、そうするとゴミパックに貯まるゴミの量も減るのは確かだ。毎日充電が無くなるまで使い、充電する。
今年一番の効果のあるいい買い物になった。
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