老後暮らしのささやかな満足-食事

介護
gumigasuki / Pixabay

 

この頃の外食は「寿司」か「ウナギ」だという二人。前回そのウナギが気にいらなかったらしい。何か食べたいものはないのか?と繰り返し聞いてもその話を繰り返す。食べたいものが浮かばないのだろうか?

そこで父お勧めのうなぎ屋までドライブすることにした。ナビケーターの父は方向音痴で説明が頓珍漢。

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昼食はリベンジのうなぎ屋

大食漢の二人だが、この前のうなぎ屋はご飯が多くてウナギが少しそんな話を車の中でさんざん聞かされたから注文するときに「ごはんを少なめに」と注文した。

出てきたウナギは皮が香ばしくふっくらとして甘めのたれ。父は「ここのウナギはおいしいのだ」とご満悦。ご飯の量もちょうどになったらしく、二人ともたいらげ満足している。食べきれる量が違ってきているのだが、その調整をうまく伝えられないようだ。

老人になりさすがに食べられる量も減ってきている。一人前が多すぎる。もったいないと思うから食べようと頑張るが残してしまいそのことにも罪悪感が残るらしい。

「あの人お子様ランチを頼んでいる」と前席の同年代の方の注文を聞いていた母が言うる。「思わずそれでいいのよ」と足してみた。

年寄りも注文した料理を食べきるという満足感が得たいのだろう。お店の方もシニアランチというサイズを検討してくれるといいのにと思った。

 

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年金支給日とうなぎ屋流行り

帰り道、年金の受給日にはやるのは「うなぎ屋」「雨の日に列を作るのもうなぎ屋」「そんな日に店に入ると老人ばかり」そんな老人タイムの話をしながらご機嫌で帰宅した。