7月の4連休、コロナ感染者が増えつつあり、この機会を逃したら、冬になり三度の流行が始まるだろう。そう思い実家に顔を出してきた。
両親と話すつもりはなかったし、食事は希望したら別に食べる。そんな想定をして最短時間で帰省してきた。
半年ぶりで大喜び
久しぶりだということもあり、大喜び。色々と話しかけてくる。
顔を会わせなり、「ご飯を食べていきなさい」と賑やかな食卓へのお誘い。
それはできないから。今日できることは必要な買い物と、掃除で。それが終われば帰るから。と言い聞かせる。
話したいことがたくさんあるらしく、話しかけてくるが「近すぎる」というと、「デイケアでお客さんが来たら報告と言われている」と言い出して、こちらが後ろに下がる。
「食事の準備もできなくてごめんね」と繰り返す。
ご近所の葬儀にも参列せず。という報告。「今は仕方ないわね」と賛同。
そういえば帰省するたびにご近所の葬儀を報告してくれていることに気が付く。顔見知りが亡くなるというのはさみしいものなのだろう。
二人で静かに暮らしているのだ
二人でいるからか、会話もあり食欲もある。顔色もいい。片麻痺で、いろいろできないことはあるらしいが、「お父さんに指示してやってもらっている」とそれはそれで過ごせるらしい。
血圧も安定しているのか、以前のように急に怒りのモードに豹変してしまうこともなく、イライラすることもなく、表情も穏やか。家事については、自分で采配を振り父を使うことでこなしていた。
父も母をこれまでよりも大事にしている様子
父の家事はこれまでは、言葉だけだった。今は母に言われることは、動いている。
「おかあさんは、元気だぞ。今朝もごみを出せ。あのごみと。このごみと。今日は不燃で。明日は資源ごみでと指示が来る」という。
それで父はいいと思っているのだろう、父も穏やかに手伝っている。こんなに協力する人だったのか。
デイケア利用で互いに自分時間がある
母は週3日デイケアに行き、昼を過ごし帰宅する。父はその間、自由になる。やはり、この独りの距離が必要だったのではないかと思う。
父の掃除のほうがピカピカ
キッチンや、お風呂、洗面所もきれいで、二人で掃除をしていることがわかったし、父の掃除は母よりきれいだ。シンクもきれいに磨き上げていて(母には磨く力がなかった)、気持ちがいい。
叔母の言う「この家は床に物もなく、どこもきれいなのに、なぜ雑巾はいつも真っ黒なの?」確かに、雑巾はいつも汚い。そこは二人とも気にならないのだと思う。
毎日洗濯機をして、室内にできた洗濯物干しで母は快適に物を干している。掃除機は使えなくなったらしい。箒で履いているの。と言い、できることは工夫しないと。といかにも母らしい。
母が父に作り方を指示したの。という野菜をもらい早々に帰宅する。会いに行ってよかった。
又、お互いに自粛生活が始まる。
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