老親の暮らしがまた一つ変化したと思うこの頃。
実際に変化したのは介護する側だと思う。それは、介護保険を利用して、一人で介護する側の負担や不安が減りものすごく気楽になったのだ。
介護する。しなければという気負い
誰もが何らかの形で親孝行を考えてしまう。できる所までと言い聞かせていてもそれ以上を考える。支援の基準は本当に難しいと感じてきた。
中間地点でコントロールできるのが、包括支援センターだった。
ケアマネとのコミュニケーションにより、介護側はずいぶん気楽になった。現状を理解しない両親と、娘の立場。時にそれぞれが親と娘になってしまうことが多く、それぞれの立場での感情が表に出てしまう。それをカバーできたのは、赤の他人のケアマネだった。
プロの技術信頼感
老親に、介護の必要性、頼ること、期待しても良いこと。不安な部分を支援するからと安心させてくれた。なによりも老親が望んでいる地域で看て貰えると言うことも有難い。身近で定期に支援してもらえるという介護保険プログラムこのシステムがいいと思う。
介護する側の自立も支援の実感
娘は毎日駆けつけられる場所にはいない。娘にも娘の暮らしがある。包括センターが双方を自立させてくれる存在であることを感じている。
落ちつかない時を経過しての安定感
介護保険を利用し、それに慣れるまで、母も子供も不安感があったのだ。介護を受ける側の母の受け入れが良くなったらとたんに利用に対して安定感と信頼感が増してきた。介護側は自分達で抱え込まずに、包括センターに相談してみることを勧めたい。現在の状態も母からよりも適切に聞き取ることができる。
介護保険を利用しての現状
思ったよりリハビリの効果はなく、母の期待していた、飛んで跳ねるような体力は戻っていない。介護者側としても、非常に前向きにとらえていて、筋力がアップして距離が歩けるようになる。と考えていたが、それはとても甘い話であったようだ。
これは受ける側の判断が違っていた所で、身体の現状を見極めが悪かった。だから要支援1なのだろう。
母自身も体力の現状を理解し、現状維持のリハビリで満足する。と方針を変えたら、リハビリに楽しみが出てきたという。
衰える体力を自覚することで気がなえる
これまではそんな風に考えてきたし励まし勤めるそんな律義さがあった。母もリハビリを体験し、老人と体力、できたことができなくなる。そんな現実を少しは認め始めたようだ。
できない事は他人にしてもらう
この頃はできないことを認めて、父に用事を言いつけては指示、作業をコントロールしている様子。父はこれまでになく母に使われているらしい。そんな時があってもいいだろう。
二人が喧嘩しながらでも、楽しく暮らしているそれが幸いだ。
コメント