Palio 2023年8月 馬だけ走っても、C・オカ(ガチョウ) 優勝は、優勝だ!パート2 20230821

先達ブログ

ももじろうです。いつもジルがお世話になっております。

世帯主で主夫のパートナーです。

Palio 2023年8月 馬だけ走っても、C・オカ(ガチョウ) 優勝は、優勝だ!パート2 20230821

 

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 2023年8月16日のパリオ優勝はオカ(ガチョウ)

 

Palio 16 Agosto 2023 – YouTube

コントラーダ・オカが、16日の“マドンナ デッラ スンタ”で

騎手がレースの途中で落馬したにも関わらず、規定(騎手が落馬で

いなくても、馬につけたコントラーダの額飾りが落ちていなければ

ゴールは有効)に従って勝利した。

別記事:

2019年8月パリオ 馬だけ走っても優勝は優勝だ!もご覧ください。

 

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レース詳細

 

コントラーダ(以下:C)・オカ(ガチョウ)の騎手サンナは、

例の「フラスコ」と呼ばれる抽選メカニズムによって決定された

最外周位置のスタートポジションであったが、今回タイミング

よく飛び出して、スタートから先頭を走った。

 

ところが第1周目の魔の第3コーナー Curva di San Martino

(下:広場解説図参照) で大きく曲がりすぎて、防護クッション壁に

当たり馬自体がよろめき腰砕けになり騎手サンナが落馬、後続出走馬の

内 C・キリンのアッツェニも巻き込まれて落馬。共に馬だけが走った。

 

その後、第1周第4コーナー手前の市庁舎前から先頭を維持し第2周を終えた

C・パンテーラ(ヒョウ)の騎手バルトレッティが第3周目、又もや魔の

第3コーナーで、カーブへの入り角と速度調整が上手くゆかず、

馬脚が横滑りして落馬。

その時に後ろを走っていたオカの馬(馬名:フラックおじさん)

が上手くすり抜けリードを奪い首位に、

 

最後に二番手から迫った C・トーレ(搭)のカルボニがカサト(第4コーナー

曲がり角92°、カーブ前からの上昇が最後の15メートルで非常に顕著で、

10.5%の勾配のカーブ)で態勢を崩し、コーナーを曲がったところで

写真左下Curva del Casato

左上 Mossa はスタート&ゴール地点

Fonte Gaia はガイラの噴水、我が家はここの前の客席を過去2回購入

右下 Curva di San Martino は魔の第3カーブ (曲がり角がきつい)

落馬した、C・オカ(ガチョウは)そのまま首位を持ちこたえゴール。

フラックおじさん(馬名)は、ゴール後に、どや顔で“ニカ!”

(吉田拓郎的表現)と歯を見せて笑ったかどうか判りません・・。

2019年8月優勝の騎手落馬「スコッソ」馬、レモレックス同様に

褒めてやりたいももじです。

 

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かっこよさ最高!イタリア国防省騎馬部隊

Palio 16 Agosto 2023 – Il Drappello dei Carabinieri a Cavallo – YouTube

 

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動物愛護活動家は禁止を求める運動

 

Riderless Oca contrada wins Siena Palio – English – ANSA.it

部分訳:

シエナのカンポ広場で行われる混沌としたレースには、毎年何万人も

の来場者が集まりますが、彼らのほとんどは馬が受ける罰など気にも

留めていません。

しかし、動物愛護活動家らは、この競技は残酷でスポーツの技術とは

ほとんど関係がなく、馬や騎手、観客にとっても危険であるとして、

この競技の禁止を求める運動を長年続けてきた。

1970年以来、コース上で50頭以上の馬が死亡している(ANSA)

 

偶然にも、8月18日のNHK朝7時のニュースで、三重県桑名市の

多度大社・上げ馬神事の件が放映されました。詳細はこちらで

上げ馬神事、三重県教委が勧告 – 動物虐待批判、11年以来2度目|奈良新聞デジタル (nara-np.co.jp)

「上げ馬神事」 多度大社が見解を発表 桑名市|NHK 三重県のニュース

近年は合計で4頭が骨折等から安楽死になったそうです。

 

時代が替わり、いつの日かシエナのパリオもロボット馬が走る様に

なるかもしれません。

『ずっと昔から!こういう風にやって来た!が通用しなくなった現代(いま)』