ホームレスは職業か?アメリカ完全雇用の裏側と普通の暮らしに戻る助けは・・・。

先達ブログ
Christoph / Pixabay

ももじろうです。

いつもジルがお世話になっております。世帯主で主夫のパートナーです。

 

ホームレスは職業か?アメリカ完全雇用の裏側と普通の暮らしに戻る助けは・・・。

Homeless is not a profession, but the mind just got lost a little.

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アメリカの実質完全雇用

2018年末に一年を振り返る総括の新聞記事が多く見られました。面白いなと感じたのは、アメリカの失業率が11月まで3カ月連続で3.7%と48年ぶりの低水準となり現地では「(失業率3%台) 実質完全雇用(労働の意思と能力のある者が原則としてすべて雇用されている状態のこと。

現行の実質賃金率を低すぎるとして働こうとしない自発的失業は含まず)で人手不足。「ホームレスの人は仕事がないわけではなく、職業としてやっているのでは」と言う声も聞こえてくる。

と言うくだりと「米国は労働力の流動性が高いことがメリットだったが、それゆえ採用するたびに安全を含めさまざまな教育の時間を取られる、なかなか生産性が上がらずむしろ悪影響が出ている」(日系メーカー)

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職業としてのホームレス

先の職業としてのホームレスの件はそのままなら笑い話で終わりますが、専門家なら「一杯仕事の口はあるのに、一歩前に出て“普通の暮らしに戻っていけなくなっている心の闇”を理解し、凍りついた心を氷塊させていく手段をとるべき」と言うと思います。

簡単に言うならば「路上で生活していると、人々は社会的なつながりを失うだけではなく、目標を設定してそれを達成する能力/意思を失なっています」です。

あなたの自尊心がテーブルで、4つの足がそれぞれあなたの「健康」、「仕事」、「家庭」、「そして感情的なサポート」を表していると想像してください。 足が1本折れると、他の足に圧力がかかります。

別の足も次々折れると、テーブルは地面に衝突します。 この単純な例えは、だれがどの様にホームレスになるかを説明するのに役立つだけでなく、ホームレスの人々を持続的な生活(仕事)に取り戻すことが複雑な課題である理由も説明します。

履歴書にギャップがあることで、仕事の面接時に難しいことも起きます。本籍地や銀行口座がないので、安定した収入の証拠を見たがる家主には貸してもらえません。

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ロビンフッドレストラン

温かい食事(以前にご案内したロビンフッドレストラン、スペインの神父が行っているテーブルクロスと陶器の皿で給仕してもらう食事の重要性、覚えていますか?)

温かい部屋、清潔な衣服・寝具、持病などの治療とこれらの緊急処置の後、ある時期に彼らが何年振りかとは言え、肉親に連絡をすることが出来るまでのケア(彼らに仕事を与え、仕事をさせて目標を達成する充足感を味わい自信を取り戻すこと)が必要。

アメリカの場合、父親に電話かける(かけさせる)のが一番困難だそうです。

苦痛を軽減する飲酒

ホームレスであることの苦痛を軽減する飲酒についても低減させていくことが重要です、そのままだと改善の成果が上がりません。インターネットへのアクセスができるプリペイド式SIMのスマホを与える。ホームレスの人が少し早めに社会に戻る機会を与えます。

タイガーマスク

日本では、年の瀬の施設にいろいろなプレゼントのニュースが一時温かい心を届けてくれますが、元はと言えば心の闇(時としては、親たちの闇が子供達に影響)のことなので、お金も人手も簡単には行きません。お正月すぎまた木枯らしに震える冬に舞い戻り。

望郷じょんがら

『家族に電話かけるのなんかが難しいわけがない』とおっしゃる普通の人の生活を送ってみえる貴方。少し前にこんな歌詞の歌がはやりましたよね!普通の人でもこれだもの・・。

細川たかし 望郷じょんがら 作詞:里村龍一 作詞:浜圭介

・・・辛さを堪えいい事ばかり手紙に書いて

あれから幾つ 何年過ぎた

帰ろかな 帰りたい

ふる里夢ん中・・・

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人手不足の状況

人手不足の状況で、雇う側/雇われる側は労働力流動性が高いことのデメリットの認識は。

In the situation of shortage of full employment, the employer / employee is not aware of the disadvantage of high labor mobility. Japan is stable with long-term employment.

 

暖かいタイで勤務していた時に、一番困ったのは従業員がすぐにやめることでした。20年後中国でも基本は同じでした。中国では、ある従業員が辞める時に話してくれた『私たちは、その雇われ方(ほぼ最低賃金+アルファ―)から会社に忠誠心を持つことなどない。時間で労働を売っている』と言う言葉が忘れられません。タイも同様で昼休みや有休取って近くの1バーツ(当時約3円)でも賃金が上の会社の採用面接に出かけるのでした。

 

長年勤めた普通以上の社員の有難さ

直接的な仕事内容の熟知・把握にとどまらず、社内・社外(顧客/仕入れ先業者・担当者名・担当者のくせ等)が経験値で頭に入っていて対応にそつが無く、事故・事件もほとんど起きないことです。暗黙知とは言いえて妙です。

5年10年15年時毎になにかご褒美(休暇+二人分の旅行券)は良い制度と思います。

職務記述書

日本ではジョブ・デスクリプション(職務記述書)が基本ありません。

欧米では非常に重要な経営資源ですが、日本では組織や仕事のとらえ方が独自なので馴染みません。長年勤め転勤し・人事異動してゆく中で何でもやる人・できる人が望まれます。

アメリカ日産で日本からの駐在員がアメリカ定時が終わっても日本本社/工場との連絡等+通常業務を切り良く終わらせるために5時終業ベルが鳴っても帰らず長時間の残業をこなしている(残業代は多分駐在員手当に含まれるので出ないと思われます。世界中の日本人駐在員はほとんど同じ条件のハズ。)のを見た、アメリカ在住で日産に現地雇いで勤めている日本人の子供(アメリカ生まれ、アメリカ国籍、日本語は簡単なことは理解できて、話せるが漢字は読めない書けない、外見は日本人でも頭の中はアメリカ人)が言った有名な言葉『あいつらは人間じゃない!』【これはテネシー・日産スマイナーの近くのベッドタウン、マーフリースボローで20年ほど前に聞いた実話です。】

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日本でも完全雇用状態

日本の2018年10月完全失業率(総務省労働力調査)は、2.4 %(季節調整値)でした。アメリカ風に言えば、完全雇用状態。でも、あしたも、ハローワークの駐車場は求職者の車で一杯になるでしょう。通院時の病院駐車場の隣なのでいつも見ております。

高齢者雇用は厳しい

高齢者の雇用は依然として厳しいと認識します。高齢者を募集していてもこちらの年齢を言うと断られる場合がほとんどです。60から65は高齢者ではなく66から75歳までが雇用対象高齢者になると良いです。雇ってもらえたら真面目に精一杯務めましょう。

体を動かして健康維持と収入も得られると言う実利を目指すと日々是好日