高齢旅行者で一番心配することは、突然のケガと病気だろう。カード付帯の疾病保障額の金額は少ない。複数のクレジットカードの保険が、合算できる規約になっているかどうか確認しておくことも重要になるだろう。しかしどのぐらいの治療で費用は幾らになるのか。
これまた見当がつかない。
若者と違い環境適応力はおちるのだから
加齢による身体の変化はあるし、飛行機と言う閉鎖された空間、更に身動きができない、気圧の変動が激しい。旅行に行く前には、体力を整えてから出かけたい。
医師事前登録制度
ルフトハンザ航空、オーストラリア航空、トルコ航空等の一部の海外の航空会社では一部運用されていたが、2016年よりJAL.ANAでも医師事前登録制度が始まっている。実際の所、設備がない中での治療の実施は、治せないと確信している医師の意見はもっともだろうと思うし、手助けしても訴訟問題になりかねないという意見とそれに対する法整備ができていない現実から考えると、実際は運が良ければ緊急対応してもらえるかも。という状況だろう。
対応に当たっては、外国の医師では言葉の問題が大きい。状況の通訳の問題もある。それとて本人に意識があればの話で、自分としてできる最大限の対応は準備しておきたいものだ。常備薬や、治療中の病名等を書いたメモをパスポートに挟むのもよし、そんな供えを自分に課しておきたい。
そんな悪条件での移動後、エコノミー症候群による身体機能の低下により、到着後しばらくしてからの体調不良もあるだろう。万全で出かけても加齢によるリスクは上がる一方だと考えておいた方がいいだろう。
医療保険の海外療養費申請についても調べておこう
同時に医療保険の療養費申請についても調べておきたい。病気で診療を受けた場合保険診療に相当する分は支払ってくれることもある。ただし診断書や診療明細書は必要になるだろうし、翻訳も必要になる。すべての診療を保険点数に認めてくれる訳でもないので、やはり一定の補償額は必要になると考えておいた方がいい。
歯科治療は海外保険では認められない
歯科治療に関しては、旅行保険では認められない。歯の治療は先に済ませておく。
日本で加入している傷害保険も検討表に入れておく
携帯品傷害などは傷害保険内容にもある。海外でも傷害保険で処理できるのか確認しておく。
傷害保険は自動車保険や火災保険に追加で加入していることもある。
老後を豊かに
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