午後、三人で再びPPバック教室。本日中に完成できるだろう。
組みひもの順が理解できない
取手になるバンドを一本先に編んで置いた。もう一本を編みながら、母に説明する。
PPバックの取手は4つ編みになり、それをビニールテープに通す。
「その紐の組み方が理解できない」という。ジルが編んでいて次はこれ、と教えると組みひもにできる。一人で編みこみ始めるとできないと嘆く。
言葉での説明では理解できないのか。しかし母も父もあきらめないのだ。そこで本を見せる。二人して本をみながら、「DをBに巻き込む。Aを巻き込んだBに後ろから、巻き込む」父も母も真剣だ。
その真剣になっている時を見計らい、ジルは夕食を作り始めた。母はバックに夢中で食事作りどころではないらしい。父は●紐で理解してみる。と言い別の編みやすい紐まで探してきて練習している。
結局、夕食後にジルが紐を編み母に渡しそれを付けた。
老親力作のPPバック
初めてのppバック完成、出来上がりに満足しているのだが、母は紐編み方が理解できないことに憤慨している。本を眺めながら余ったテープで色々編んでみている。羽織の紐と同じような編み方。昔作った笹の玩具のよう。いろいろつぶやいているが思うようにならないらしい。
できないことに憤慨する母、喧嘩を売ってくる気の強さ
「これならできるかも」とジルがPPバンドの金魚作成図を渡した。
ジルも挑戦してみるができない。そうこうしているうちにジルははなちゃん用(犬のシーツ入れ)のPPバックつくりに戻る。明日がタイムリミットなのだ。母はあきらめて風呂に行った。
母に付き合い動画を見せてあげるべきでした。動画を見ながらだと3分でできた。
出来上がりに尾びれを付ける。
ジル作はなのシーツ入れバック
風呂が開いたことを伝えに来て、PPバックを作っているジルに、「金魚はできたか?」と聞いてくる。あなたもできないでしょう。ということで喧嘩を売ってくるのだ。母はパズルも大好きだから読み解けないことが悔しさを倍増させているのだと思う。
父はウエストポーチの位置を自分で直した
父は取手が必要ないので、ベルト通しを付けてみた。翌朝はその位置が低すぎるいう。父には自分で直してねと伝えた。父は翌朝、位置を替えテープを補強してカスタマイズしていた。
高齢者には力のいる作業があるから体を痛めないように
握力がない老親にはPPバックを締める時に力が必要となるから、作りにくいようだ。それでも興味を持ったのは、にぎやかな彩と、出来上がりの軽さ、作る過程で考えるポイントが多いことなのではないかと思う。やや困難な作業と言うのが考えることもできることになり、面白さを増しているのだと思った。
父がバンドを置いて行ってほしいと言い、母は今日も本を広げて紐のページを眺めている。
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老親と過ごす正月
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