ももじろうが65歳で退職した時、生命保険と医療保険を解約し、県民共済に加入すると相談され、がん保険はどうなっているのかと聞かれた。
「加入している。がん保険については内容を確認したうえで解約を検討したい」と答えた。ももじろう65歳、がん保険を検討する最後のタイミングでした。
こうしてアフラックのがん保険に加入して20年以上、老年期を考えた65歳時に保険内容について検討してみることになりました。
加入したのは、30代、経済的に臨時の費用捻出が難しいと考えた
若い頃は、いざという時に医療費が支払えないかもしれない。そんな時の治療費が出せたらいいな。と考え加入しました。
その頃はまだ入院期間も長く、治療費も高額でした。治療方法も確立されていたわけではなく手術できるかどうかで予後が決まる。診断されると覚悟が必要な状態でした。
つらい思いをした時に癒せる物(給付金)が入ると幸せかと考えて一時金・入院給付金もつけています。
40代、50代でも見直しのタイミングはあった。
時は進み保険料を支払うだけで、保険請求する事態には至らず。その間にも、保険会社から何度も検討した方がいいですよ。という郵便通知は受け取っていましたが、この頃にはがん保険自体必要か?と考えていたこともあり、検討を先延ばしにしていた経緯になります。
今となっては、医療保険制度による高額医療費制度が整い、一部負担金の支払いが自己負担限度額まですむようになっています。30代に心配していた緊急時の資金準備としての意味合いで考えるとがん保険は必要がない状態です。
治療は在宅治療が主流となった。入院の期間は短い。緊急時に対応できる程度の貯蓄もできている。幸いにも二人とも健康であり、このままがん保険料を支払うのはもったいない。という考えに至っていました。
がん保険に入る・入らないケースを検討
60歳以上でがん保険を必要としているケース
収入が少なく(年金)いざという時の貯蓄が心もとない。健康状態に不安がある。治療する意思がある。
60歳以上でがん保険を必要としていないケース
収入(年金)が多くあり、貯蓄がある。健康意識が高く早期発見ができる。治療を継続する体力がある。治療する意思がない。
やはり、我が家が該当するのは保険加入を必要としていないケースでした。
この時点では、がん保険は解約しよう。と決めたのでした。それでも判断が正しいかどうか?保険会社の担当者に最新のがん保険について聞いてみることにしました。
がん報道で最新の治療方法が変化していることを知る
その頃、芸能人のがん罹患報道が続き、ブログでも治療の経過が個人から公開されてそれらを読む機会がありました。このことで、最近のがん治療は長期にわたりしかも在宅治療が主であることを知ることになります。
自分にあてはめ、不安に感じたことは、長期にわたる治療期間でした。今の治療はたとえ手術ができなくてもいろいろな治療方法が試されているようで、がん診断=死と結びついた20年前とは大きく異なっている。
そして治療については、各種選択できる事。医療保険では対応してもらえない治療がある。
医療保険の個人負担分は3割である。暮らしは年金生活であり、長期にわたる医療保険の個人負担は暮らしのゆとりを無くしてしまう。
健康診断や再検査、通院もきちんとしている。この状態でがんが見つかるとしたら、それは早期に発見される。という事。さらに体力があれば治療方法の選択肢も広がるはず。これは経過を見ていく時間が長くなり、治療期間が長引くことが予見できます。
考えを改める個所がいくつか出てきて、最後にはももじろうの90歳まで生きる宣言が加わりました。がんについても治療する意志がある。と言うことになると、それは最優先で継続を検討すべき理由ができてしまいました。
アフラック保険担当者から受けた説明
これまでのがん保険で明らかに時代遅れとなっている契約がある。入院保障に重点を置いている
二人に一人はがんに罹患するという統計がある。
貯蓄があるなら必要がない。それは正しい。
この頃のがん保険は給付の期間が長いので、掛けていて助かったと言う人も多い。
治療費以外にかかる費用も多い。(交通費・サプリメント・かつら)
保険内容の旧・新
話を聞き、一週間ほど考えて最新の対応ができる保障を加えることにしました。
保険補償 | 旧 | 新 |
癌診断給付金 | 診断された時限定 | 複数回 |
手術給付金 | 無 | 一回につき |
入院給付金 | 治療目的の入院 | |
通院給付金 | 通院は20日の入院の上、、通院 | 一日につき通院給付金 |
高度先進医療特約 | 付けた |
現在の保険に加入したままそれにプラスする形で補償を付けます。年齢が高いので月に8,000円です。これも平均の金額でした。
説明を聞いて考えた事
今どきのがんは慢性病と考えたほうがよさそう。長期にわたる治療になる。長い期間の治療を考えると経済的にも精神的にもがん保険の保証があるほうが心強い。
お金は保険で賄える。思う存分治療して。と答えられたら互いに満足できるだろう。
治療が選べるならそれも活用して細く長い人生を楽しむことにしたい。
長期になるがん治療を管理していくためには、早期発見であることが大前提になる。
健診を受診している以上それを無駄にしてしまうわけにはいかないから、がんと診断されたら、治療するという選択肢が前提になる。
60-79歳までの高齢者のがん罹患率、特に男性で高い。という情報を厚生省の統計表で確認できた。この年代の二人に一人ががんに罹患する。年齢が高い分進行も遅くなる。
この期間は20年だが、がん保険に加入する期間は65-75歳までの10年で計算。これから支払う保険料とがんと診断された時の一時金で費用は相殺される。次回の検討を75歳にした理由は高齢者の体力です。
がん保険を解約して貯蓄から医療費を出すにしても、100万は必要だと計算していたので保険を利用し治療の方法を選択し、長期の療養でも安心になりました。罹患しなかったら、長生きしているということですから年金をしっかりいただけます。
まとめ、ももじろうの望みは90歳まで生きる事
老年期の活動期である60-75歳までは体力的もあり治療できる。その期間を最新医療までがん保険で補う。
最初は解約するつもりでしたが、検討し、確認してみると解約ではなく、あえてがん保険の付加部分を追加することで、保険内容を濃厚にする選択になりました。
後悔したこと、40歳代に検討していたら金額が押さえられたという事。保険の見直しは10年毎にすべきでした。
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