2022年末緊急食糧援助届く 20230102

先達ブログ

ももじろうです。いつもジルがお世話になっております。

世帯主で主夫のパートナーです。

「老後を豊かにシリーズ」20230102

 

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年末緊急食糧援助届く

 

年末、爪に火を点す生活をしている我が家へ、ジルの富山のお友達

から、緊急食糧援助品が届きました(ジョーダンです)でもありがたい!

 

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第1弾はリンゴ

 

4つの産地のリンゴ(左から、群馬“ふじ”、群馬“名月”

長野“ふじ”、山形“ふじ”)

 

食べてみると、産地がちがうとおなじ“ふじ”でも確かに味、噛み心地

果肉の新鮮度合いが違いました。”名月”はこれまた微妙に甘く・果肉

が柔らかかったです。チーパくれたカレン奥様に”名月”を1個おすそ分け

(チーパの皿だけお返しするのは気が引けて、皿に”名月”乗せて返した)

 

”名月”は味気ない英語表現では満月といいます。ので、Full Moon と

通訳したら、カレン奥様は一呼吸おいて“オゥ!ルナ!”と一声つぶやき

ました。「名月を取ってくれろと泣く子かな」一茶

 

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第2弾は宇奈月ヒロ助のます寿司と・・・

 

冷蔵便で届いた箱を開けると3本のパックが

よく見ると、コメは富山だが、ますはチリ産トラウトでした。

こちらも、サーモンはノルウェー産。

これも同様。

なかは、一貫づつ包装されておりました。

一番下に、富山のかまぼこ(昆布かまぼこ、赤巻かまぼこ、白えび

まめ蒲鉾、タイの細工かまぼこ)が入っておりました。

ジルが、お礼の電話を富山へした時、蒲鉾板の話になり、富山の友人

曰く『板がついたかまぼこの、板の外し方がわからない!のでまだ

食べたことがない!』とのこと。

 

当方も、びっくりして頂き物をよく見ると、確かに蒲鉾が板に乗って

いないのでした。そして原因調査の結果は以下の通り。

 

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板に乗っていない、富山のかまぼこ

 

2012.07.23

なぜ板に付いてない?なぜ巻いてある?富山のかまぼこ | 河内屋ブログ | 鮨蒲本舗 河内屋 (kamaboko.co.jp)

 

富山県民にとっては当り前の常識ですが、富山のかまぼこは板に付いていません!

理由:富山の歴史と大きく関係しています。
かつて富山は北海道から大阪、薩摩へと交易を行っていた重要な海上航路の主要中継地だったので貴重な交易品である昆布が北前船によって豊富にもたらされたことに由来します。

板付のかまぼこは、

1.材料すり身を板に乗せてヘラ等で成型した方が作業しやすい。
2.蒸したり、焼いたり移動時に板に付いていた方が扱い易い。
3.板が水分の調整をする。

ではなぜ、富山のかまぼこが板に付いてなくて、昆布でぐるぐる巻いてあるのか?

富山のかまぼこ職人たちは、板の代わりに身近に豊富にある昆布を利用したのです!

柔らかいすり身を形作る時に昆布に巻いて成型した方が作業しやすい。
蒸したり、かまぼこを移動する時にも昆布に巻いてあった方が移動しやすい。
そして、ぐるぐる巻くことにより昆布の旨味が均等にかまぼこへ行き渡る!
さらには見た目にも美しく、食が楽しくなる自然なデザインになっている。

富山ではかまぼこを作る上で、板の出番が無かった。

かまぼこの歴史は本当に古くて、歴史で初めて登場したのが平安時代。
板付きかまぼこが登場し始めたのが安土桃山時代の頃。
実際に日本のどの地域から発祥したのかは不明ですが、
全国に徐々に板付きかまぼこが普及して行く中で、富山では江戸時代に栄えた北前船の影響で、昆布巻かまぼこが独自の発展を遂げたのです!

その結果、富山でかまぼこと言えば板に付いていないのが当り前!

富山でかまぼこと言えば昆布巻かまぼこ!となったのです。

河内屋も富山伝統の昆布巻かまぼこを作り続けて来ました!
そしてこれからも美味しくて、高品質な昆布巻かまぼこを作り続けます!

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板外しには、包丁の背を使うのがコツ

それでもって、かまぼこ板の外しかたは紀文のこちらはじめ

各社よりネットに出ており、包丁の背を少し斜め気味に板と蒲鉾の

間に入れて一気にえぃやぁ!としごくようにいれれば綺麗に取れます。

 

皆様のご厚意で我が家も無事歳が越せました。

2023年もどうぞよろしくお願い致します。

毎年年末年始に書いた記事です、よろしかったらこちらもお読みください。