いつもジルがお世話になっております。世帯主で主夫のパートナーです。
「老後を豊かにシリーズ」台所の寒さをストップ 20220127
今年は寒い年
2022年の寒さは一段と厳しく感じさせられます。
良い話が無いのも一因とは思いますが、実際ここ数年に比べて寒いです。
最後?に残った台所窓の冷気対策
我が家は、住民(我々)が齢を重ねて、体の耐寒性能が落ちているので、
寒さに敏感になり、窓カーテンすき間冷気や、玄関(鉄)ドアからの
冷気対策を施してきました。
詳細はこちら
残していたのが、台所(北向き)小窓です。
30cm × 67cm 開口部のアルミサッシ窓なので、影響は少ないと思えますが、
意外と冷気が降りてきます。カーテンもしていません(ありません)。
明り取りの機能もあるので、既に施した玄関鉄ドアの厚手フェルトカーテンの
様なものを付けるわけにはまいりません。
アイデアはフュッセンのレストラン
玄関に付けた厚手フェルトのカーテンは、今をさかのぼること50年ほど前
JALパック冬のヨーロッパ30日(最初3日、最後2日以外はフリー)で自由行動
期間に訪れたドイツ・ミュンヘン郊外のノイシュバンシュタイン城の麓の村
フュッセンに泊まった時の、レストラン入り口構造からアイデア頂きました。
お城を見学した夕刻、夕食をとるレストランを探して村を歩いていた時に
見つけた店のドアを開けて入ると、そこは暖かいのですが真っ黒な空間でした。
手探りしながら1mほど進むと、手に厚手のカーテンの感触が・・。
それを開けると薄暗い店内、でも中はとても暖かいレストラン店内。
入口ドアと1m奥の厚手のカーテンで、まるで2つドアが有る「風除け室」
風除け室:雪や外気が直接室内に出入りしないようにするのが目的の日中も
マイナスを下回る温度の寒冷地に建てた家に設置するのが普通。
鉄の玄関扉は大型冷気発生器
鉄は外の温度を直接伝えます。だから、外が冷えていると玄関内が冷えます。
朝などは、一晩中の寒さが貯まっていて、とても寒いです。つるしたカーテンは
風ではなく寒さ除けですが、この時のドイツでの経験を玄関に応用したのでした。
特注先を探す
で、最後の台所窓には、冬場だけ取り付ける、“ペアガラス嵌め殺し方式の窓”が
良いだろうと、その“嵌め殺し窓”を作ってくれる会社を探しました。
嵌める窓はこれです。
建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律 衆議院附帯決議(平成27年7月)
この決議により、防災の観点からしか考えられていなかった窓枠の耐火性能に
ついて、断熱省エネで木製や樹脂製、アルミ+樹脂の窓枠が(大きさに制限有)
使える様になりましたが、これはその以前のアルミサッシ窓枠。
冬場の朝晩は近づくと、ひえびえします。
上部に防虫・防塵ネット巻込み部分有
下はこの様
ネットで探して、1軒に電話しましたが、「木枠ペアガラスの小窓を1個特注」と
言った瞬間に“断られ”ました!
奈良のタミヤ株式会社
次に見つけたのが奈良県のタミヤさん。電話に出られた年配の女性が
『責任者が居ないので、帰ったら電話させます』
後から来た電話の相手に希望を伝えると『あァ!出来ますよ!』と嬉しい返事。
代金は後払いでOKと更に嬉しい返事。
木製サッシ(木製窓)の製作販売|タミヤ株式会社 (tmy.jp)
初回見積後に仕上寸法打合せの後、1月7日発注。(大寒三日目)22日納品
包み蟻組つぎ
強度が必要な個所に使う“包み蟻組つぎ”で木枠が作られておりました。
仕上げも大変丁寧で我が家の木枠が完全に負け。
こちらが天と裏面(外側)です。
そしてこちらが、天と表側(内側)です。
フェルト貼って、クワッと嵌め込んだ
正面からみたのがコレ。渋い造りでしょう。
嵌め殺しと言っても春夏秋には取り外している+2つの木枠の寸法変化を見越し
ゼロゼロのぴったり寸法でなく、3mmほどすきを入れて作り、隙間はフェルト
で埋める構想で行いました。筐体に合わせた元々の木枠部分が完全な長方形でない
ことも“フェルトすき間詰め作戦”を実行した一因でした。
ペアガラス木枠内窓を嵌め込んで、5分もたたないうちに
ジルが放った一言がすべてを言い表しております。『足元が寒くない!』
お支払額は、送料込み三万円ちょっとです。
私は有益な買い物だったと思いますが、貴方は如何思われますか?
大寒の今、朝食準備で台所に行っても、全然寒さを感じなくてグー!です。
ん?もちろん朝食準備しているのは、主夫の私ももじろうです。何か?
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