石橋をたたいて渡る

日々是好日

人付き合いで学んだ本当の意味。ああ勘違いの恥ずかしい話です。

スポンサーリンク

いまさらどうしてそんなことが知りたくなったのか?

友人が「自分は石橋をたたいて壊す性格だからと言い」それは私も言われたことがあると答え似た者同士かもと意気投合してよく話すようになりました。

ところが付き合いが深くなるにつれ、彼女の話す内容は自分の意見とは全く違う。同じ性格だというのにこれだけ違うのはなぜ?と自分の性格について疑問が出た事がきっかけでした。

スポンサーリンク

石橋をたたいて壊す本当の意味

正しい意味は、「用心に用心を重ねすぎて、物事がダメになってしまったこと」「慎重にし過ぎて失敗した」「年いりに計画を立てて、間に合わなかった」ことなども表わす。とあり、慎重になりすぎて目的を達成できないこと。そんな用心に用心を重ねるような慎重な性格を表すときに使われるそうです。

なるほど彼女の言う石橋をたたいて渡る。という性格はそのとおりだと感じることが多く自分とはかけ離れていることに気が付きました。

言葉通りの、石橋をたたいて壊す。しつこくて執念深い。ということではないということを学ばせていただきました。

石橋を渡るということに関して考えてみるとそもそも石橋なのに落ちないかと心配してたたきながらでも用心深くわたる人。用心深いがたたきすぎて橋を渡れなくしてしまうぐらいひと。派生語として石橋をたたいても渡らない。という表現もあるようで「結局は何も行動を起こさない」という意味になるそうです。

どちらかというと叩きながら壊しながらでも、自分は渡っている身勝手な性格。自分の行きたい道は見えていてそこにたどり着くために壊したり張り付けたり組み直したり行動している。

スポンサーリンク

慎重な彼女は相手に伝えたいことは言葉を整理してから発言している

なるほど、そう理解してみると彼女の意見はその通り、石橋を渡らない慎重な性格を逆手に取り、相手に理解してもらうためのことば選びがうまく、交渉事も上手にこなす。

うまいねと思うことが多くてどんな言葉を選択しているのかひそかに観察してしまう。

方や自分はというとどちらかというと自分の思いをことばにしてしまい感情論が先に出て、喧嘩腰になってしまう。相手をぎゃふんといわせてしまい。自分は納得しても相手は対等とは思えないだろう。結局双方の理解という点では空回りする。

相手に伝わるような言葉選びを当たり前にしている彼女がうらやましく思う。自分の性格を上手く活用して表現技術を磨いているように感じる。これも慎重さのなせる業、自分をきちんと理解してもらえるように言葉を選び発言している。壊すために石を叩くのではなくて、相手に響くことを確認しながら言葉を探しているのだろう。見習いたいと思う。