自分は出すのをやめたのに、友人たちが年賀状を送ってくれる。
それを読みながら、互いに退職後の具体的な暮らしについて考える時期になってきたこと。時間ができるこれからは、遊びに行くのもその友人たちがとても大事になる。そんなことを痛感してしまった。
高齢期に友人は必要か
高齢者がいる世帯の中で、2012年の統計によると、単独世帯23.2%夫婦のみの世帯は30.3%。現在はもっと高いだろう。
一番の問題は、我が家のように夫婦のみの世帯の日常。今でも静かな時間が過ぎていく。老後暮らしになると夫婦単位で過ごす時間が増えることは間違いがない。24時間365日顔を合わせていることになる。それも老後の一時的なものと言ってしまえば夫婦の濃厚な時間もあってもいいのかもしれない。二人暮らしに依存してしまうと次に単身になった時、孤独に陥りそうだから、やはりそれぞれが楽しむ時間を意識しておきたい。
夫婦としてともに楽しむ時間、同じく一人で楽しむ時間それぞれが重要になる。
高齢期のおいても二割の人が友人を獲得している
老年期に友人ができるのか?という不安に関して、高齢期に友人を獲得する人には特徴があるという。
その特徴とは、変化や新しさを伴う活動的志向が高い。SOC(首尾一貫感覚)。学歴が高い。老人クラブ活動をしている。趣味の会等仲間内の活動をしている。友人との付き合いが活発。外出や活動参加への誘いがある。
SOC(首尾一貫感覚)とは
SCO「Sence of conherence」
有意味感-仕事や日常の生活、すべての物事に意味ややりがいを感じる
把握可能感-自分のおかれている状況、自分のおかれるであろう状況がわかる(先を見通しながら今の現状を見る)
処理可能感-何とかなる。何とかやっていける。自分は大丈夫という感覚。
この頃ストレス対応力が強い方はこのSCOが高いと言われるようになってきた。
友人の種類には男女差と収入差がある
男性には年収差、女性にはこの年収差がとても少なく趣味の友が多くなる。これはこれまでの社会性が関係しているのだろう。
自分はというと、年金格差がありすぎる友人に一緒に旅行に行こうよ。と誘うことは遠慮してしまう。そもそも、その友人たちは高齢者になっても働いているから暇つぶしの遊びに誘うことはできない。
高齢期に友人や知人とできるだけ多くつきあう生活に重点をおいているところ
趣味の数が多いこと。積極的・親密度。参加・活動度。などがある。
町内会も自治会もももじろうが活動中。さて自分はどこで社会性を維持していけばいいのだろう。
個人的には趣味は多いがどれも一人で完成してしまう趣味。物を作るのが好きだけど、物が増えるのが欠点でもある。時間つぶしの趣味で物が増えるのはさけたい。物は増やしたくない。物が増えないような習い事の趣味を探すしかない。後は運動で健康維持も趣味にしてしまおう。
相談や互いの世話をする友人がいない。と回答する割合は日本が最も多い
家族以外の人で相談し合ったり、世話をし合ったりする親しい友人がいるか。と尋ねたところ「いずれもいない」と回答した高齢者の割合は、日本が25.9%と最も多く、ドイツ17.1%、アメリカ11.9%、スウェーデン8.9%。である。
これからの社会の中で、本当に必要になってくるのは同代の助け合いではないだろうか。子供は共働き、老人施設は満杯で入居待ち。互いに支援する方法を友人たちと考えられたらと思う。
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