秋といえば、イチョウ街路樹と銀杏

日々是好日
HeungSoon / Pixabay

 

通勤途中はイチョウ街路樹が続く、見上げれば秋の色なのだが見上げている暇はない。といいたい。足元は銀杏が落ちて潰れている。これが靴につくといつまでも臭いのだ。

スポンサーリンク

街路樹には流行りがある

庭木に流行りがあるように、街路樹にも流行りがあると思う。

この頃の流行りで目に付くのは夏場の百日紅で、夏場に丸く広がる花は花火のようにも見える。色も様々で赤やももいろ、薄いピンク、白や紫がかった花まで色とりどり。色を見るのも楽しみだった。葉は小さいし、日陰を楽しむ木ではないが、白で統一された並木は見事だと感じた。

まだまだ植えられたばかりの街路樹でこれから何十年もかけて大木になっていくとどんな風景になるのか楽しみでもある。

スポンサーリンク

イチョウ並木が植えられた時期はいつか

さてイチョウ並木だが、古い物では樹齢110年もの並木で有名な神宮外苑のイチョウだという。ここは4年に一度丸く剪定される。しかも遠近法まで応用して聖徳記念絵画館をより遠く大きく見せるようにするなど、間隔や背丈など計算され尽くした並木で率直に美しいのだという。

スポンサーリンク

通勤途中のイチョウの街路樹は何歳だったか

通勤途中のイチョウの街路樹は、昭和12年に道路が整備されその時に植えられたというから、82年経過している

神宮外苑と比較すると、28年若い。毎年冬場に剪定されていて、冬は幹だけで過ごす。こうして毎年刈り込まれていることもあり、神宮外苑よりも背が低いように感じる。剪定も新芽を落としていくもので遠近法は関係がない。

82歳の街路樹で季節を感じてきたのだ

普段は、この街路樹が何年経過したものでなんて考えることもないから、82年という歳月を知り、毎日見ているこれらの木が自分よりも長い時間を過ごしてきていることに驚いた。
新芽で春を感じて、日差しを避けるように日陰を作り、セミが鳴き始めて盛夏を知る。台風の後に青い葉が散り、台風の威力を実感して、黄色くなった葉でまだ暑いのに季節が変わったことを知る。枯れ葉で滑るとか。銀杏に注意する秋が終わり、枝を落とされむき出しになると寒々しい冬を感じる。これが毎年の繰り返しだが、確かに季節の移り変わりを知らせていた。

スポンサーリンク

人が歩く道に日陰として植えられてきた街路樹

街路樹の目的は、都市の美観の向上や道路環境の保持、歩行者に日陰を提供することとされている。

自宅の周囲は住宅街であり、夏場にご近所を20分歩くというのと、都心の街路を歩くというのは日差しが全く違う。高いビルで太陽が遮られるし、更にイチョウの街路樹が日陰にもなる。住宅街の車道や歩道は背の高い建物や、街路樹などの陽を遮るものが少ないから直射日光をまともに受けて歩くことになる。日傘も役に立たず、足元も道も熱い。

人が歩く道に、日本なら松の木、シルクロードでポプラなど日陰を作ることを目的に作られてきた理由がよくわかる。

イチョウ・サクラ・ケヤキ

イチョウの街路樹というのは、日本で最も多く57万本だという。桜が49万本、ケヤキが48万本。このあたりでケヤキの街路樹を見ることは少ないのだが、北上するにつれケヤキの街路樹が増えていくのだろうか。

ケヤキの板は、昆虫のような臭いがする高級木という印象。さらに木目が面白いというイメージしかなかったのだけど、街路樹に向く木だとは知らなかった。しばらく注意して探してみよう。そういえば、一本だけ植わっている木がある。もしかすると虫の臭いがするあの木がケヤキかもしれないということに気が付いた。あの虫の臭いが、生きているケヤキの匂いなのだ。

銀杏を踏まないように歩くだけではない楽しみができた。ケヤキを探してみよう。