耳栓、32dB減退ってどれくらい?

先達ブログ
Anybid / Pixabay

ももじろうです。
いつもジルがお世話になっております。世帯主で主夫のパートナーです。

「老後を豊かにシリーズ」ニューヨーク・タイムスの記事内容に異議ありメールを送りました。

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記事に誤りがあることを報告するには、corrections@nytimes.comにアクセス

ニューヨーク・タイムズWebのページをよーく観察するとこの項目が出てきます。英語でニュース記事に誤りがあることを報告するには、corrections@nytimes.comにアクセスしてください。事実上の誤りを主張するすべての手紙は適切な編集者に送られます。

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問題の記事

問題の記事は、Smarter Livingニュースレターと言う、Anna(アナ)Goldfarbさんの書いた飛行機で旅をする時にお金を掛けずに長時間フライトを快適にするための5つの物と言うのでした。

5つの中身は①ペン ②リップクリーム ③耳栓 ④アイマスク ⑤トイレタリーバッグと言う内容で

③の耳栓で(機内の騒音から逃れて)しっかり休みたいならノイズキャンセリング・イヤフォンを用意するのが一番良いが、お金を掛けずにあるていどの騒音は我慢できるなら耳栓で良いとして、「使い捨ての50個セットで、あなたの耳にぴったりと収まり、32デシベルのノイズリダクション定格を持っているMackのUltra Soft Foam Earplugsをお勧めします。」としていた点でした。

昔で言うところのオーディオ・マニアの意見

私は、偶然昔で言うところのオーディオ・マニアですから、この32デシベル(dB)に反応したのでした。アナに言いたかった「32dB減退って、どれくらいのことか判っているの?」今回難しいことは申しませんが一度だけこの表を見てください。計算すると-32dBは1/40倍となります。別に私がしたのでなくネットのデシベル計算で簡単にできます。https://tomari.org/main/java/db.html

デシベルの差 倍率
-40デシベル 1/100倍
-20デシベル 1/10倍
-10デシベル 1/3倍
-6デシベル 1/2倍

 

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そんなに雑音が減らせるわけはないと思って、ネットで探してみる

NRR(Noise Reduction Rating)と言う遮音性能の規格は、アメリカにあるアメリカ合衆国環境保護庁で規定されている遮音性能で、単位はデシベル(dB)C、NRRは耳栓やイヤーマフ(耳全体を覆う遮音ヘッドフォン形状品、猟銃やけん銃、航空エンジン横作業時などで使用)などの防音保護具を装着したときに、98%の人がこの値以上の防音効果を得られると言うものです。

騒音減衰評価値や騒音減衰量と呼ばれています。ただ、最近ではこの評価値と実環境での効果に乖離があるとして評価基準を見直す動きあり。

この動きの一つが人間の耳の特性高音と低音が聞こえにくい点を補正した周波数AC重み付けのA特性での補正です。図をご覧下さい。


上記のNRRのままではC特性での数字です。

実際に何デシベルの暴露量が減少しているかを把握するには、NRRから7を引いて2で割る必要があります。

したがって、耳栓の減退率が32 NRRであれば、(32 – 7)/ 2となります。これは12.5になりますので、実際には12.5デシベルしか削減されていません。

先ほどのページで計算すると1/4.2倍です。40分の1と4.2分の一では天と地位違いが有るのでNYTの問題記事に関する受付に「問題有り」としてメールを送りました。

その後本件を調べていくと7引いて2で割るのもラフすぎると言う意見も有る一方、先に2で割って、後で7を引くと言う計算法(1/2.8倍)も出ており少し混乱気味です。

NRR表示は問題あり

この続きは、この問題のあるNRR表示が日本で耳栓が売られている時に堂々と使われている点でした。

幸い、注意深くカスタマーレビューを読んだり、実際に騒音の中で実験したWRITER タロウさんの記事  2018.10.18 http://bellagio.jp/mimisen/

高価な耳栓は本当に効果があるのか?パチンコ店で検証してみた や、健康診断の時に耳の検査でつかうリオン株式会社の「耳栓チェッカー」で2000Hzでの?耳栓遮音度を実際に測定したhttps://my-best.com/37 売れ筋の人気「耳栓」全21商品を徹底比較!と言う信頼性の高いものもありました。

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ノイズキャンセリング・イヤフォンの効果

アナも、しっかり休みたいならノイズキャンセリング・イヤフォンを用意するのが一番良いとしており、2013年からSONYのそれを使って来た私にはその点は同感賛成でした。

一つ違うのは、他ページでも皆さんが言うそれらの価格が何百ドルと言う高価格帯で7千幾らで買った記憶の私と違いがありました。今は1万円以下のは無いみたいです。

飛行機の騒音には小型ノイズキャンセリング・イヤホンがよい

結論:長時間のフライト(途中睡眠時間あり)での飛行機室内の騒音には、小型ノイズキャンセリング・イヤフォンがよく、自宅やオフィスなどの場合には耳栓がよい。
理由として航空機室内騒音は比較的低い音が多く、一般の騒音は高い音が多い為。

玄関閉めて、裏の戸が空いている

SONYの雑音10dB以上(300Hz)低減(抑圧)は非常に良心的な数字と思います。というのも耳の孔をふさいで鼓膜に行く音を止めても、鼻の孔と中耳が耳管で繋がっているので、音はこちらからも入り込むことがあります。玄関締めて、裏の戸が空いている状態。

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ニューヨークタイムズの自動返信メール

以上の内容を簡単に英語でつづって送りました。直ぐに自動返信のメールが帰ってきました。

曰く、「The New York Timesのニュースルームについて書いてくれてありがとう。 私たちが徹底的かつ正確に報告するのを手助けするために時間をかける読者に感謝します。 あなたのメッセージは速やかに適切な編集者または記者に届きます。

ご注意:セキュリティ上の理由から、電子メールの添付ファイルを開くことはありません。 電子メールに添付ファイルが含まれている場合は、電子メールの本文にあるすべての情報と共にメッセージを再送信してください。 あなたのEメールに添付ファイルがない場合、もちろんそれを再送信する理由はありません。

正確さ:あなたが誤りを指摘したならば、記事はオンラインで訂正されて、訂正が追加されます。 印刷版にもできるだけ早く修正が表示されます。 毎週のセクションの記事の修正は通常それらのセクションに表示されます。 何十人もの読者が同じエラーを指摘することが多いので、訂正を発表していることを一人一人に知らせることはできません。 エラーを指摘していただきありがとうございます。

正確さの問題が提起されるとき、少なくとも3人の編集者は質問を検討します。 多くの場合、再報告が求められます。 時には問題は私たちの研究部門に引き渡されます。 寄せられる問い合わせの量が多いため、修正が必要ないと判断した理由を説明する回答を送信することはできません。 ただし、考えられるエラーに関するすべてのクエリは、真剣かつ徹底的に検討されることをご承知おきください。」