ももじろうが遊びに出掛けた。ここしばらく二人で濃厚な時間過ごしてきたから互いにとっての息抜きの時間。
本格的に老後暮らしになり、共に在宅になったら24時間を共に過ごす。今はまだ想像の時間ではあるけれどきっとあっという間に来てしまいそうで、そのあとの時間がものすごく長く感じるようになるのかもしれない。
共に家好き、外出するのが好きではないから、どちらが家を占有するかで揉めそうな気配を感じる。
さて初日
出掛けたももじろうからは、楽しそうなメールが一通。互いにこまめではないから連絡はそれっきり。一人の時間を満喫するつもり満々。家の中の扉を開けたり閉めたり、意味がありそうで目的のない行動を繰り返していた。PCの前でブログを書こうと座ってみるが、何も思い浮かばずネットだけを見て一日目が終わる。
二日目
PCの前に座り、家計簿等エクセル表の修正と新しく表を作る。家計簿は長年付けている。今年の家計は反省すべき点が多く、自分でも驚くほどの出費があった。何かと定期預金を解約し、それが余るとついついこれまでの不足を買い足してしまう。
少し引き締める計画に変える必要があると感じていた。やはり積み立て預金の解約は早すぎたと思い始めた。手元に現金が残るとやはり使ってしまう。と反省した。
無駄に使っているつもりはないと思いつつ、今は働いているから何とかなっている現実がある。今の時点でお金を使ってしまうことで先への不安が募る。お金を使わない母の姿勢がなんとなくわかる気もした。
これまでと違い働かないので、安定して増やすことができない。
お金のことになるとさすがに集中力が増す。出来上がったものを見て満足して、その表に打ち込み出来上がり満足できた。
三日目
10月も自分の時間を過ごしていた。面白そうだと初めて見たお勉強も、好きなことで没頭するというより、最後のほうは理解することが難しいことが分かってしまい、自分の程度が理解できた時には終わる時間だけカウントしていた。
理解できていないことのほうがわかった時点で、最後のほうはげんなりしていたから、現実逃避するものの、罪悪感もあって中途半端な感じになる。
それから解放されて、とにかく自分に閉じこもれることをしたかった。折角電子書籍にしたのに、読めていなかった愛読書を読む。何度も読んでいるというのに何度読んでも面白い。
途中で読み替えるのも簡単にできる。ipad、ipodどちらにもダウンロードできて、本を何冊も持って歩く感覚を味わった。
外に行くときに手持ちにするのはipod。しかしこれで本を読むのは一苦労。画面が小さいから拡大して移動させてと意外と指を使い不便だと感じ始めた。しかし持って歩くにはipadは重い。さてどうするべきだろう。
4日目
友人たちと食事会。久しぶりで楽しいけれど互いの仕事の話ばかりで面白くない。
この頃、残された時間をカウントダウンしている自分がいて、今の仕事を辞めた自分のことを考えているほうが楽しい。
仕事があるだけ幸せではある
残された時間は限られていて、これからの残数でできることは限られている。そうすると仕事関連の愚痴を聞く時間がもったいないように思う自分がいる。友人たちの中で、自分だけが次元の違うところにいることに気が付いてしまった。偉そうにもっと自分を大事にしなくてもいいの?と思ってしまう。
時間がたつにつれ、友人たちのこの頃の会話が始まり、それぞれに新たに始めたこと、習い事の進歩状況そんな話題になる。
そんな話には興味津々になり、皆それぞれに上手に自分時間を見つけていて、楽しみがあるじゃないの。なんだろう。さっきの話は。ただの枕詞か。と思う。
仕事の愚痴を吐き出さないことには次に進めない現役の会社員ということだろうか。
やはり誰もが、自分が楽しめることは探していて、趣味から広がる興味も面白い。やはり好きというのは大事なことだと思う。しかも一人ではない。友人と一緒に楽しんでいるというという話を聞く、その一点だけは深い友情が続いていて暮らしが違っていてもそのことについては関係なく楽しむ。それはうらやましい。
退職したパートナーの予定に都合を合わせる
そんなことが増えると言われる老後暮らし
確かに自分たちもそうだ。元来夫婦単位で動くことが多いほうだと思うし、優先してしまうのはパートナーかもしれない。気心の知れた相手ということもあり尚更だろう。時にそれを口実にしていることもあるから質が悪いのかもしれない。
他人に煩わされず、自分本位の老後を送ることを望んでいるが、そうすると会話すらサービス業の人にお金を払っている時だけということにもなりかねない。そこまでの覚悟はまだないのだが。
4日目
帰宅するなり、読書。
人の声がしない。自分だけの時間にどっぷり浸かった感じ。連絡がないのは楽しく遊んでいると思い、放牧中の羊?状態だと思う。
今日は金曜日。明日からは家のことを励もうとだけ決めて、ひたすら読む。
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