挨拶について、なるほどと考えさせられる体験をした。自分からは発信しないが、自分と他人を比べて、自分だけがしてもらえなかった。とストレートに反論する若者と出会ってしまった。
バスの中では、これまでもいろいろ考えさせられることがあったが、またしても。な出来事でした。
旅行先で始発のバスに乗る
始発から乗車待ちのバスに乗り込んだ。その時にバスの運転手に挨拶されたのか?どうかはっきりとした記憶はない。
なれない場所で、数年に一度利用するだけだから、確認のため「お金を入れるのはここでいいですか」というような会話をした。かえってきた言葉も「いいですよ。どうぞ座って下さい」程度だったと思う。
席を探して、見渡した時に一人の若者がにらみつけてきて、その顔が恐ろしく怖かった。それでも荷物があったのでその若者の前に座った。
そのあとにも年配の乗客が乗り込んだ。
怖い顔した後ろの若者が運転席に向かう
座席に座り、座り心地を調整して、買い込んだ雑誌を読み始めようとページを開いた時、後ろの席の若者が席を立ちバスの運転手に話かけた。
「バスを降りたいのですが、お金を返してもらえますか?」
バスの運転手は、とっさの申し出に言いよどんでいると
「返してもらえないのですか?」とたたみかける。丁寧な言葉使いだが、それが怖い。
興味津々の会話に耳が立つ
バスの運転手は「現金は返せないので、次に使えるチケットを渡します」
若者は「現金は返してもらえないのですね」と繰り返す。
「それには期限がありません」とバスの運転手は答えながら、チケットを示す。
この時点で乗客たちはそれぞれに聞き耳を立て話の内容を聞いていたと思う。
同じチケットの説明を繰り返したバスの運転手に対して、若者が「あなたは、他の乗客には挨拶したのに私には挨拶がなかった。それが不快なのでバスを降りたいのです。という。
運転手は「すみませんでした。」とことを収めようとする。
へーそんな理由で自分の時間を無駄に使うのか?
挨拶は自分からしても挨拶だよ。
ましてやバスの運転手に挨拶のサービスを求めるのは違うように思うぞ。小学生なら乗り込むときに大きな声で「よろしくお願いします」と挨拶するし、私たち大人は言葉にせずとも「安全にお願いします」と頭を下げているはず。
挨拶は自分からしても挨拶だよ。と心の中で呟いた。だけの気の弱い大人なのでした。その怖い顔した若者はチケットを受け取り降りていきました。
なんだかなーのバスの出来事。
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