健康意識が高くなり、老後の食費に占める割合が増加しているというのだが、数字を確認してみた。寿命が延びている理由にはこんな食生活への健康意識があるからだろうか。
家計費に占める理想の食費割合は、15%である
これは暮らしの基本だろう。
65歳以上高齢者家計調査(二人以上)による構成比をみてみた。
平成26年度の消費収入が290,464円。その食費は68,604円である。
平成28年度の消費収入が249,063円。その食費は70,192円だった。
確かに収入は減っているのに食費は上がっている。
食費の構成比割合と現状
健康で長生きを目指せば、食を考え、更にはその質の向上を探すようだ。統計の数字から見ると老後の食費は思ったより減っていない。
月食費 | 比率 | 食費 |
249,063円 | 15% | 37,359円 |
249,063円 | 28.19% | 70,192円 |
ジル家 | 20% | 70,000円 |
老後暮らしで食費が下がらない理由
食は健康の基
老齢在宅で食事を作る回数が増える
手作りより出来合いが増える
思考力の低下により計画的な買い物ができていない
他で節約を気にしすぎて、その反動
ジル家の問題点
料理のレパートリーが少ないので、食材の持ち味で勝負という事になる。茹でただけ、蒸しただけ、焼いただけ。という単純な調理では食材が高くつく。やはり、こまめに調理することが節約につながるようだ。
食費を減少させる時のポイント
生活費の15%に減少させるため幾つかのポイントを考えてみた。まだまだ検討の余地はありそうな事に気が付く。
頑張っている | もうひと押し | アイデアを増やそう | |
店舗 | 買回り | スーパー・生協 | デパート・コンビニ |
食材を廃棄 | していない | たまに | 何時も |
冷蔵庫の中 | 空になるときがある | 時々からになる | 常に満杯 |
食品庫 | 在庫数を決めている | 在庫数を決めていない | 同じものが幾つも |
生ごみ | 少ない | 普通 | 多い |
店舗の検討
店舗の検討は大事だと思う。店舗の違いにより1,000円の差が付くこともある。計画的な
買物を検討するためには生協や野菜の通販も検討してみてもいいだろう。食べきれる量を
把握する。そんな習慣を作ること。
一番効果が感じられるのはメイン店のランクを落とすこと。デパートから、スーパーに、生協に、業務用スーパーに。店を替える効果は高い。
プライベートブランドが増えコンビニの食材もお手ごろになったとはいえ、定価での販売には違いがなく、シニア割引のあるスーパーの利用も検討しておきたい。
食材を廃棄していないか
食材を廃棄している、もしくは先週の食材を奥の方から取り出して調理を始めるならそれは食循環が悪いと言うことで、食べきるまで買い物をやめて、しばらくは食べきる食卓を考えてみたい。
冷蔵庫の管理
冷蔵庫の中や、食品庫の中でいずれかの在庫が消費できていなくて、空になりそうでならない。と感じているならば、買い物の量を減らす週を検討してみたい。買いすぎの時があるなら買わない週があってもいいだろう。満杯から空になった時の日数を把握してみる。
一回の買い物量が多いなら買物回数を減らせばいいだけのこと。
食品庫
賞味期限切れの食材がたくさん出て来るならば、それを整理して次に自分が使う乾物を厳選してみる。
賞味期限内の在庫管理できているならば、冷蔵庫の中は空、さらに在庫数は決まっている。ゴミも少ないだろうし、在庫管理もキチンとできていて食材は循環していると判断できる。
食材にこだわると高くつく
後はその食材にこだわりすぎて高い買い物を選択していないかどうか。それとて我が家の健康や暮らしは食卓で管理していくと思うなら、食費が少々高くても構わないように思う。それこそ我が家流の家計にしていけばいいのではないかと思う。そんな時には他で引き締めるところを探してみる。
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