総務省の家計調査月報をみていたところ、他の消費支出は減少しているのに光熱・水道の支出が増えている。エコを推進しているはずなのにどうしてなのか。考えていたら思い立ったのは省エネ発電促進還付金では。と思い電気料金を調べてみた。
原因は、省エネ発電促進還付金
省エネ発電促進還付金がじわじわと上昇してきている。気が付かないうちに何度か上昇していた。電気料金が上がっている理由はこのことが原因だと思う。今後の還付金の上昇率はこれまでより緩やかな上昇だが、省エネ発電促進還付金は2030年まであるという予測がされている。今後、11年電気料金は高いまま、気が付かないほどの上昇率なるかもしれないが、少しずつ上がり続けることになる。長期的に考えてみると家計への負担は大きい。
平均家庭単位使用量300KWh | ||
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平成24年度 | 0円22銭/KWh | 66円 |
平成25年度 | 0円40銭/KWh | 120円 |
平成26年度 | 0円75銭/KWh | 225円 |
平成27年度 | 1円58銭/KWh | 477円 |
平成28年度 | 2円25銭/KWh | 675円 |
平成29年度 | 2円26銭/KWh | 678円 |
予測平成40年度 | 2円95銭/KWh | 885円 |
年金生活者になり在宅時間が増える
これまでは、二人とも仕事に出ていたので、在宅時間が短い。これが電気料金の安い理由だった。電気料金でエコエネルギー診断をしてみても結果は優良なのだ。
しかし年金生活でこれまでより在宅時間が長くなる。年金生活でインフラのような基礎生活費が上昇してしまうと、暮らしが立ち行かなくなる
我が家の電気料金
月 | KWh | 料金 | お得プラン | 省エネ発電促進還付金 | 単価 | |
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1 | 364 | 9,450 | 575 | 1円58銭/KWh | ||
2 | 442 | 11,471 | 698 | |||
3 | 450 | 11,563 | 711 | |||
4 | 351 | 8,815 | 554 | |||
5 | 283 | 7,044 | -150 | 521 | 2円25銭/KWh | |
6 | 206 | 5,145 | -150 | 463 | ||
7 | 246 | 5,957 | -150 | 553 | ||
8 | 257 | 6,068 | -150 | 578 | ||
9 | 282 | 6,054 | -150 | 634 | ||
10 | 244 | 5,666 | -150 | 549 | ||
11 | 264 | 6,113 | -150 | 594 | ||
12 | 268 | 6,234 | -150 | 603 | ||
年間平均 | 304.75 | 7,465 | 586.0833333 | |||
1 | 423 | 10,008 | -150 | 951 | ||
2 | 513 | 12,367 | -150 | 1154 | ||
3 | 480 | 11,688 | -150 | 1080 | ||
4 | 423 | 10,402 | -150 | 951 | ||
5 | 252 | 6,339 | -150 | 665 | 2円26銭/KWh |
昨年の平均電気料金は7,465円、その中で省エネ発電促進還付金は586円この料金からはお得割引150円が引かれている。
月で考えれば586円だが、年で7,032円の増加。ただし年金暮らしで在宅時間が増えるからこれまでのような安い電気代では済みそうもない。電気使用量に省エネ発電促進還付金を掛けて計算されるから、省エネ発電促進還付金の上乗せ金額も比例して増える事になる。
仮に電気料金が10,000円に上昇したとすると、そのうちの、950円が省エネ発電促進還付金になる。(現在の省エネ発電促進還付金で率で計算)
これが10年続くとすると114,000円。更に在宅時間が増える事が理由で電気利用料金での2,000円の増加。10年で240,000円。合わせて354,000円になる。これだけの金額があれば最新のエコ家電が一部屋分買い替えられる。
ついついつけっぱなしにする電気を母にように消して歩くようにすべきだろう。これは今からでもできそうだから始めてみよう。
電気代削減のためこれまでの対策
カーテンには裏地を付け二重にしてある。冬場の冷気侵入の防止。
インプラスで窓は3重になった。冬結露が減少。夏は涼しい。インプラスは夏が涼しく効果を感じている。
今後さらに検討できること
電化製品-すべての製品が古いため最新のエコ家電に変えることで削減が期待できる
冬場電気を使う家電がある。それはオイルヒーターで、この電気消費率が高い。利用の検討をする。
世帯数が減ってよく聞く話は、二階に上がらなくなり雨戸も閉じたままにしているという話だ。世帯数に応じた家の広さがあるのだと思う。ご近所を見渡してみればそんな家も多く見かける。思い切って新しい小さい家に引っ越ししてしまうのが一番かも知れないが、住み慣れた我が家、引っ越すこともできない。掃除にも、引っ越しにもお金がかかる。というのが現実。老齢期になれば変化を嫌うし、判断力もなくなる。何かを決めるには考え続ける体力も必要になる。
検討し実行するまでの間に簡単にできる節電を始めてみる
電気を消して歩く。
50代で部屋の整理整頓をして、リフォームを考える時には家電製品を買い替えることも検討しておくといいだろう。すべての部屋の家電を買い替える必要はない。一番使う部屋をメインに考えてみる。エアコン、照明などを検討対象にしてみる。
窓にインプラスをはめる事や、壊れていない家電を買い替えるのはもったいないと感じるならば、カーテンを二重にしてみよう。今付けているカーテンに裏地を縫い付けるだけでも温度は違ってくる。
これからの10年、電気料金が高いことがわかった
エコ家電に買い替えるなら、今思いきることも必要だろう。老後は在宅時間が増える事は間違いがない。そうすると電気料金は増えるのが当然。家電製品を買い替える時期を延ばすことがベストな選択ではない。
どうせ買い換えるなら削減効果が期待できる今買い替える。大事なのは削減効果率を考えてみることかもしれない。ついついの先延ばしが与える影響について検討してみる必要性があることに気が付いた。
すべては夢のある人生で終えるために
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