定年そして退職を祝うためにイタリアに旅行することになった。
二人の共通の趣味はこうして旅行に出ること。老後の楽しみとしている旅行。これで一つ目の楽しみを実行したことになる。今回は定年記念旅行でゴージャスになった。
これからいくつの街を見ることができるのか考えるだけで心躍る。
10年ぶりのパリオ
さて10年ぶりのイタリア。とはいえイタリアに旅行するときに向かう先はどうしてもフィレンツェになってしまう。しかも今回は10年前と同じシエナのパリオ見物。停年退職記念旅行先をシエナのパリオに決めたのはももじろうだ。
ももじろうがシエナのパリオが好きだからなのだが、今回は決戦前の街の様子から見ることになる。そうできたらいいね。と言ったのは私らしいが10年前の事よく覚えていない。
定年旅行の計画は半年前から
ももじろうが半年前から準備をしていて、旅券の手配から宿の予約さらには移動の手配、夕食のレストランを決め、一部の店には予約も入れて、手作りのツアー行程表にはそれぞれの費用と予算まで記載されていた。
驚いたのはその計画の中でレストランとかお土産やの割引クーポン券まで準備していたことだった。これまでのように今後の事は働けば何とかなるという意識ではないらしい。
ももじろうは現役時代は海外での仕事が主で、海外駐在も経験している。63歳からは日常生活でも主夫として家事を仕切る。なんでも自分でやってきた。できる方がやる。それが当たり前と考えるタイプである。
確か定年退職したのはももじろう。と考えながら、日頃の段どり力の本領発揮。こうして何故か接待に甘んじてきたジル(妻)でした。
老後の旅行は体力温存
これまでと大きく違ったことは、とにかく体力の温存を考えた旅行になっていたことでした。
石畳をトランク曳いて歩く。そんなことで体力を使いたくないともないと考えたのだろう。又はトランクを持って公共のバスを使う移動も避けたらしく、送迎のドライバーを依頼してありました。
旅行中、いくつかのトラブルはありましたが、それもまた面白いではないか。とパリオを満喫してきたのでした。
今回は退職記念旅行と言うことで贅沢な旅行
もちろん金額もそれなりでしたが、これを旅行会社のツアー代金が35万×2人と考えてみればそれほど贅沢したわけではないと思う。
これまでの旅行は、二人共が休みになる年末年始やゴールデンウィーク、お盆を中心とした時期でした。ツアーで参加すれば、旅行代金も最高額。たいていは個人旅行なのでこれよりも幾分か安い。とはいえ、それでも飛行機代金は最高の時期でした。老後は閑散期に旅行に行けるから金額もかなり変わるはず。
友人との旅行も楽しいけれど、夫婦での旅行だと気楽さが違う。異国に滞在中なのに、家にいるのと変わらない感覚になってしまうことが欠点かもしれない。
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