ももじろうです。いつもジルがお世話になっております。
サンティアゴ巡礼路のサン・ジャン・ピエ・ド・ポールは
ドニバネ・ガラシ 20240204
私(ももじ)の人生最大プロジェクトである、サンティアゴ巡礼(行き)に
伴い、日々いろいろと情報を集めています。そんな中、年末の長い休み(私で
なく図書館側のソレ)に伴い、いろいろ借りてきた中の一つがこれ!
明石書店の”知るため”シリーズ
明石書店が意欲的に発刊を続けている「####を知るための&&章」
シリーズの「現代バスクを知る為の60章」を読みました。
現代バスクを知るための60章【第2版】 – 株式会社 明石書店 (akashi.co.jp)
これで知ったのは、イギリスの産業革命にバスク地方から輸出された
鉄鉱石が欠かせなかった事、結果今日までバスク地方の所得が高いこと
現在スペイン各地比較でみても、首都マドリッド地方とこのバスク地方が
飛びぬけて高い。(分布図の出典は、ルモンド・ディプロマテーク)
政治は、税金の使い方
いつも話題になる政治のむつかしさの一つに、稼ぐ地域(人)も稼がない
稼げない地方(人)にも不公平感の無い社会福祉政策を行うことがあります。
税額や税率、非課税世帯等、『政治は、税金の使い方だ!』と言う言葉通り
まとまらないのです。
という事で、歴史的な課題“バスク独立運動“を解決する手段として、
徴税権含む自治権が(同じく独立運動のあるバルセロナのカタルーニャ
同様に)与えられております。もちろんそれ自体が国と言う単位で考えた
時に問題がないわけでは有りませんので、くれぐれもお間違いなく。
サン・ジャン・ピエ・ド・ポールはドニバネ・ガラシ
脱線:
サン・ジャン( Saint-Jean )は、フランス語で人名および地名に使用した
キリスト教の聖人・洗礼者ヨハネのこと。
ドニバネ( Donibane)も同様に聖人・洗礼者ヨハネのこと
フランス語の ‘ÉTATS-UNIS’(アメリカ) ‘PAYS-BAS’(オランダ)も
知っていないと分からない話です。オランダについては、戦国時代来航の
宣教師が伝えたポルトガル語読みHolanda(ホランダ)だが日本独自の名称。
「現代バスクを知る為の60章」では、基本バスクを中心に語られるので
地名について、私たちが普段使っている物と違う名で話が進み慣れるまで
少し時間がかかります。
日本での通称呼び名 | 国 | バスク語 |
サンジャンピエドポール | 仏 | ドニバネガラシ Donibane Garazi |
ビルバオ | 西 | ビルボ Bilbo |
サンセバスチャン | 西 | ドネスティア Donestia |
ゲルニカ Guernica | 西 | ゲルニカ Gernika |
サンジャンドリュズ | 仏 | ドニバネロイスネ Donibane Lohizune |
「現代バスクを知る為の60章」のページから拝借しました。
もう一つ“レコンキスタ”( 国土回復運動、直訳:再征服運動)の王国が
このバスク地方を起源としていることも忘れてはならない歴史です。
はじめは、サンティアゴ巡礼路、“フランス人の道”のフランス側拠点
サンジャンピエドポールがバスク語でドニバネガラシであると分からず
少しどぎまぎしました。
どこでも有る話ですが、サンティアゴ巡礼でバスク地方を通過する際には
片言でもバスク語を話せると、土地の人々の親切が倍増すると言う話が
あります。(ももじとしては、責任は負えませんが)
バスク語のもっとも大事な30語を学ぶ (17-minute-world-languages.com)
You Tube 食べて喋って旅をして の巡礼編が面白い
と、ここまで来たところで偶然に次の画期的なユーチューブを発見し
数時間試聴しました。
【カミーノを歩く!】とうとう出発前日。直前準備と移動の日。🇪🇸スペイン・サンティアゴ巡礼【世界一周】Day202 (youtube.com)
食べて喋って旅をして【世界一周ドキュメンタリー】
9回ある“イギリス人の道” を10日余りかけて歩いた30代ご夫婦の
実記録が大変面白いです。本職ですから、画面も綺麗です。
この件についてはもう少し内容を熟知したらまた報告をいたします。
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