結局、年金は何歳でもらうのが一番得なのか

先達ブログ

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「老後を豊かにシリーズ」 結局、年金は何歳でもらうのが一番得なのか

2022年7月16日

 

 

増田 豊さんの「結局、年金は何歳でもらうのが一番得なのか」青春新書

を読みました。

結局、年金は何歳でもらうのが一番トクなのか (青春新書インテリジェンス PI 653) | 増田豊 |本 | 通販 | Amazon

 

要領よくまとめられているので、大変解かり易く1時間半で読めます。

結論は、17ページのチャートをくくれば、各人の条件に一番良い?

ものになるだろう(いつまで生きるか誰も判らないからこの言い方)

と言う受給年齢が示されます。

増田さんの使った、厚生労働省の標準年金額22万円の内容です。

(実手取り額ではありません)

50歳以上の方は、毎年誕生日ごろに届く「ねんきん定期便」に、

今のまま60歳まで加入した場合の年金見込額が記載されます。

給与が少なくなったり、仕事を辞めたりしなければ、おおよそ

この記載された年金額が受け取れます。

65歳より繰り上げ(60歳より64歳迄)、繰り下げ(66歳より75歳迄)

毎月0.7%の割合で増減します。

増田さんの提案“70歳まで繰り下げ”が一番おいしい。

それをしめす各年齢別受給開始からの受取金額表。

 

繰下げ受給をすることで、1カ月あたり0.7%増額しますが、予想

していた年齢まで長生きができなかったら、生涯における年金の

受け取り総額は少なくなってしまいます。

 

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たくさん貰うには長生きするのが一番

 

ここの見極め/(生きる事への)取り組み方が一番難しい点です。

Amazon.co.jp: 70歳が老化の分かれ道 (詩想社新書) : 和田 秀樹: Japanese Books

70代の人は、無自覚に過ごしていると、自然と老いは加速していく。

だからこそ、老いを遠ざけようと意図的に生活することが求められる。

 

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増田さんも言っていますが、増額につれて税金・保険料も増えます。

 

口座に振り込まれる年金は「所得税」「住民税」「(国民)健康保険料」

「介護保険料」などが引かれた後の「手取り」金額です。

ただし、税金や社会保険料は、収入や扶養家族の有無、各種所得控除、

居住する地域などで変わるため、徴収率は人それぞれに異なります。

繰り下げ期間に応じた割合の年金収入が増えますが、実手取り金額では

そのとおりにならないことを、まず第1に認識しておく必要があります。

 

繰下受給による所得増加で「住民税の課税所得が145万円以上の

現役並み所得者」に該当するようになれば、

国民健康保険や後期高齢者医療制度などの医療保険や介護保険の

負担割合が(1割→3割)に変わる可能性も。

 

独協大学経済学部教授の森永卓郎さん

「勤労収入を増やしていくと、収入が増えるほど年金の受給開始年齢を

繰り下げたときと同様に税金や社会保険料の負担が急増します。

しかし、税金がかからない対策はあります。

例えば東京23区の場合は平均的な厚生年金受給者で年間65万円、

月に約5万4000円までの給与収入ならば給与所得控除と調整控除で

控除されるので所得が発生せず、税金も年金保険料の支払いも

(ももじ注:収入増加の追加負担は?)必要ありません」

 

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配偶者と子供への加給年金

 

3歳位の年の差夫婦と5歳以上の差では取り扱いが異なる

年金受給者に生計を維持されていると言っても、配偶者の

前年収入が850万円以下なら問題なく加給年金が頂ける。

 

70歳まで働くと増える年金額(年額)

 

65歳から年金受給しながら、70歳迄働くと(表中央)

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たくさん貰うには長生きするのが一番

 

繰り下げ受給するには、その間に必要な資金が確保されていることが

前提条件になるので、60歳から75歳(人によっては80歳)迄に

必要と思われる費用を計算する必要が有ります。

通常支給される年金額は生活費+αか、少し足らない位しかありません。