あなたは井上陽水を聞きていますか?

先達ブログ
ASSY / Pixabay

もじろうです。
いつもジルがお世話になっております。世帯主で主夫のパートナーです。

「老後を豊かにシリーズ」あなたは井上陽水を聞きていますか?

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オフコースの小田和正氏と井上陽水氏

1973年発売「心もよう」作詞・作曲 井上陽水
あざやか色の春はかげろう
まぶしい夏の光は強く
秋風の後 雪が追いかけ
季節はめぐりあなたをかえる

この頃少し下火になりましたが、懐かしシリーズの歌謡曲、フォークソング番組で大いに齢を重ねた歌い手が昔のヒット曲を衰えた喉で披露します。10数年程前ならまだ、聞けないことはなかったのですが、最近のは皆さま衰え具合がひどく、とても聞いていられないので、まずはパスさせていただいております。

わたくしのカラオケの師匠格も『とても聞いちゃいられないと』同じ意見でした。季節がかえたのはのは、あなただけではありません

そんな中の例外が、オフコースの小田和正氏と井上陽水氏だと思います。最近ステレオ・サウンド社が発売した通常CD(のリニアPCM)ではない、SACD(ΔΣ変調による低bit高速標本化方式)のオフコースeverだと、若い小田和正があの透き通る高音でせまるので、タンノイⅢLZで聴くときは、アンプの高音レベルを2段階下げて聞いております。JBL山水LE8Tは、高音レベル1段階下げ。小田和正さんの場合は、2019年全国ツアーの時の熟成したウイスキーの様な声の方が好きです。

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小田和正さんの2019年全国ツアー

小田和正さんの2019年全国ツアーももちろんNHK・BSの放映で視ました/聞きました。

東芝レグザ録画機の画質を下げて、音質を一番上のL-PCM と言う通常CDにセットして、録画後少し手間をかけて編集し、パソコンのiTuneに取り込んで車の中で聴いております。大竹しのぶの“ピアフを歌う”も同様に・・。どちらも大変気に入っております。

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NHK・BSの深読み音楽会

そのNHK・BSの深読み音楽会「井上陽水~Love Song」と「陽水の50年~5人の表現者が語る井上陽水」は見ごたえ/聴きごたえ充分な番組でした。

その中で、冒頭申し上げた件も含め「そうだ!その通り!」と拍手喝さいを送りたい意見がありましたので、個人が車で聴いているのは著作権に触れないことはわかっていますが、『番組内の内容をこの様に出してもらってはこまりますねぇ!』とクレーム頂くかもしれませんが、NHK・BS番組の宣伝もしているので、お許しいただき以下に再録します。

ユーミンとリリーさんの陽水に対するコメントと陽水からの返しのコメントです。番組画面のテロップでは本旨のみがながれましたが、音声を聞きながらそのテロップ読むことができない皆様のために、どう言う声の出し方があったかをできるだけそのまま再現しました。

ユーミン:1972年デビュー、当時陽水と同じで新風を起こした。
まずね!夫人の石川セリさんが親友なんです。一番最初の出会いはですね!私と夫人、石川セリさんが、TBSの林義男パックと言う深夜放送のほぼレギュラー・・だったんですね!私たちは、そのブレイクしたときに、女・陽水とか、女・拓郎とすごく書かれて心外だったんですよ!知らなかったの・・その音楽を、自分は自分の音楽をやっていると自負がすごく有って・・生意気だったんですから、なんでそう言う書かれ様をしてるんだろう思っていた処、その深夜放送に陽水・拓郎、両氏が乱入してきまして、生番組に!で、そのまま飲みに行ったんですよ。得体のしれない人、なに考えているのかわからない、あの黒いサングラスをずっとしてますし・・

でもその後、聞かせていただいて、アッ!アーやっぱりこれはすごいわ!言葉は多くないけれど、とても感覚的に時代をとらえてらっしゃるんだな!という風に思いました。

陽水と共通するとしたら・・、センチメントとかメランコリー・・、そういうものを持っているからかな。貧しい時代ですとその、今はある意味そなわっていますが、あまり受け入れられない感情ですよね贅沢です・・。食うや食わずだとセンチメンタルなことなんて考えてられない。だけどそれが、安保闘争とかが終わりを告げ豊かになっていくときに陽水は、そのどちらかと言うとアンチテーゼと言うふうに、ああゆう作品で、私は自然に余裕がある贅沢な感情、を盛り込んでいったんじゃないかなぁと思うんですけれど・・。

陽水
ユーミンはねこれはもういろいろ僕の周りに、音楽関係者、アーティストいますけれど、まァ数少ない強リスペクトできる人ですね。歌詞にしろ、メロディーにしろ、サウンドにしろファッショナブルな感じとか、おしゃべりとか、スケールとか、ほぼ完璧ですねあの人は、えー。

ユーミン
私と陽水の共通点は複数回ブームを迎えている“けうなアーティスト”だってこと、息を止めて居るのが長い。あの、潜っていられるず~と、此処っていう時に浮上してくる。

私なんて我慢がきかないタイプだから間違ったスイングでも、ずーっと繰り返して何か自分のもの見つけるタイプなんですが、あの、陽水は動かない。

リリー・フランキー
ま何よりこう田舎が同じと言う、まァ福岡の筑豊の方で先輩の中やっぱこう・・その同じ郷土の中のルールとしてはやっぱ地元の先輩は親も同然という因果を含めてくる人なんですけどね。もォほんとに若い時から思っているんですが、あッ、この人のような本当に何かにとらわれてないというか、その、まァ飄々と言うのも違うのかもしれないんですけど、歌詞カードの中に、手書きのメッセージが書いてあって、別に音楽とかさほど興味ないし、まァ映画も見ないし、あんまり本も読まない。でも、麻雀だけ大好きタマランと書いてある。此の人すごいなとホントに子供心で思ってんですよ。

周りの大人が言う、もォホント心血注いで、ほんと命をかけて、歯ば食いしばってアンタ頑張らなくてはイケンバイみたいなことを、まァ実際陽水さんもそうしていらっしゃるんでしょうけど、そういうことを何か明言しないというか、そういうのを見せのるはちょっと下品じゃない?みたいな、そういう大人の粋にすごく影響をうけています。

陽水
リリー・フランキーやっぱり今は1番親しいかなぁ。僕の夢は水戸黄門で僕が歌ってて、奥田民生と玉置浩二が助さん格さんで、司会はリリー・フランキー。

リリー・フランキー
僕らが全く井上陽水を知らなぃくて、今まとめて聞かされたら絶対に何かしびれる部分が、絶対見つかるはずだから、まァ陽水さんの音楽の特徴は時代性がないから・・それはユーミンもそうじゃないですか、古くならない・・・でも、50年前の音楽って、明らかに古くなってますよね、他のものは・・。
氷の世界は、初めての100万枚だとした、日本のオーディエンスはすごく誇らしいと思う・・全然あれ全曲聴いてみても、そんなに売れ線のアルバムじゃないんです。まァすごくマニヤックなこともやっているわけだし・・。

いャでも単純に本当に50周年のライブに行ったんですよ、全ての楽曲のエネルギーとボーカリストとしての強さに、あらためて圧倒されましたよね!… 50年とか40年とかやっている外国の好きだったミュージシャンが日本に来て、ライブに行っても全然声出ていないとか、キー下げまくっているとか言うのを、アタリマエだと思ってベテランの人も行ってて・・陽水さんは今でも存在とか声がキラキラしている。