ノーベル化学賞受賞おめでとうございます。充分じゃない!

先達ブログ
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ももじろうです。
いつもジルがお世話になっております。世帯主で主夫のパートナーです。

「老後を豊かにシリーズ」ノーベル化学賞受賞おめでとうございます。充分じゃない!

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旭化成名誉フェローで名城大学教授・吉野彰さん

のっけから何のことと思われたハズですが、ニヤッと頬肉をあげた方は全てお判りと思います。では、お判りにならなかった方の為に解説します。

旭化成名誉フェローで名城大学教授・吉野彰さんのことは新聞テレビ(この言い方は既に時代遅れですね!今風に言うと、スマホで見てというのでしょうか?)等で周知されたと思います。ラグビーで日本が勝利したニュース/再放送を何度も視るのと同じです。

ですから、3人が受賞のほかのお2人について書こうと思いましたが、テキサス大学オースティン校のジョン・グッドイナフ教授のことはいろいろ出てきますが、ニューヨーク州立大学ビンガムトン校のスタンリー・ウィッティンガム教授はあまり出てきません。

ニューヨーク州立大学ビンガムトン校のスタンリー・ウィッティンガム教授

ウィッティンガム教授経歴:オックスフォード大学および同大学院で化学を学び、1968年に博士号を取得し、1972年までスタンフォード大学で博士研究員となった。その後はエクソンに勤務し、1984年から1988年まではシュルンベルジェに勤務した。1988年からニューヨーク州立大学の特別教授。

吉野さん達と共同受賞が決まったことの喜びを
「(ほかの2人にメッセージは?)とても素晴らしいこと。それぞれが役割を果たした。3人とも、この賞に値する」と語った。

この会見に先立ち教授は、今後の目標について「コストを半分にし、電気自動車などで環境をクリーンにすることだ」と、さらなる研究への意欲を語った。

テキサス大学オースティン校のジョン・グッドイナフ教授

グッドイナフ教授経歴:プリンストン大で数学を学んだ後、物理学に転向し、マサチューセッツ工科大の研究所でメモリーの開発。70年代。第一次石油ショックでエネルギーの貯蔵への関心を深めたころ、英オックスフォード大に化学の教授として招かれた。ここで電池の研究を開始。80年、東芝研究開発センターの水島公一エグゼクティブフェロー(78)と共に、リチウムイオン電池の実用化につながる電極材料のコバルト酸リチウムを見いだした。86年オックフォード大学を定年退官しテキサス大学オースティン校へ

グッドイナフ教授は97歳の現在もテキサス大学オースティン校で働いておりますが、33年前に定年でオックスフォード大学の職を失うことに気付いて大学を去りました。

「私は逃げた」と彼は言います。「本当は引退したくありませんでした。テキサス大学は特定の年齢で引退させません。 オックスフォード大学は愚かです、人々を引退させるのは愚かなことです。イギリスで引退を余儀なくされてから33年が経ちましたが、私は毎日働いています。」

教授は九日、滞在中の英国ロンドンから電話で記者会見し「これで大学にまだ雇い続けてもらえることを願う」と笑いを交えながら喜びを語り、吉野さんが記者会見で、「非常にかわいがってもらっている」と明かした教授は、「彼(吉野氏)には大変感謝している」、「人生は驚きで満ちている」などと述べた。リチウムイオン電池がスマートフォンなどの普及をもたらし、人々の交流に役立ったことが「極めて幸せ」とした。

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その教授の苗字が本日のツボです

John Bannister Goodenough が本名です。

0.Goodenoughは「充分」という意味です ⇒ 名前からして既に充分じゃない!
1.97歳で今も働いている ⇒ 肉体・精神の両面で充分じゃない!
2.しかも大学の研究者として ⇒ 頭脳も衰えていない!充分じゃない!
3.今回受賞の知らせは出張先のロンドンで聞いた ⇒ 97歳で大西洋を飛行機で
移動することが出来るとは、以下の疾患と無縁でないと×、充分じゃない!
心不全、チアノーゼ心疾患、不安定狭心症、急性心筋梗塞(発症6週以内)
呼吸不全、慢性閉塞性肺疾患、肺の拡張が完全でない気胸、繰り返す喀血、
脳卒中急性期(発症4週以内、 脳の検査などで中枢神経系に空気が残存、 頭蓋内圧上昇を来す頭部疾患、 重症貧血、 吐血、下血、 重症中耳炎
4.97歳でノーベル賞を受賞 ⇒ 生きていなければもらえなかった。充分じゃない!

ですから今回の彼の受賞は、He’s Goodenough充分じゃない!と言うことになりました。

ただし、That’s good enough.と言った場合は「まあ、いいんじゃない。」という日本語に近いです。「それはまあまあだけど、いいんじゃない」ですので気を付けてお使い下さい。