シクラメンを夏越休眠させて再び咲かせてみよう

日々是好日

年末になると買い求めることの多いシクラメン
クリスマスのウキウキした感じやお正月の華やかさも増す。花や葉があるうちは目に鮮やかで季節を感じるものだ。

季節がうつり、春になると店のカウンターで一枚だけ葉を残して丸裸で寂しくなったシクラメンの鉢を見ることが多くなる。

シクラメンは球根なので、葉が枯れるのは自然なこと。枯れてしまったと捨てる前にシクラメンを夏越休眠させておくと再び開花するので咲かせみよう。

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咲き終わったシクラメンは夏越休眠させる

休眠方法は二種ある

1休眠方法
2非休眠方法

休眠方法

① その鉢で保存する場合は、残った葉や花芽を切り取り、水やりを止め乾かしてしまいましょう。保存する場所は、風通し良い場所で、日陰になるところ、雨が当たらないところ。乾燥しているところ。虫がいないところ。を選び休眠させます。
カラカラにしても大丈夫。チューリップの球根を掘り起こし、乾かすようなイメージです。(シクラメンは、土はついたまま乾燥させる)

② 休眠中は、カビが生えていないか。球根の丸い形、中身が残っていることを確認することを忘れずに。
押さえてみて、潰れてしまうようならあきらめましょう。

③ 9月の下旬頃、乾いた丸い状態の球根を取り出し、植え変えます。
揃える物

①昨年より一回り大きい鉢, ②シクラメンの土,③シクラメンの肥料,④鉢底石

④ 球根は埋め込むのではなく、水に浮かぶミカンのように1/3ほど球根を出して植え替える。肥料を入れる。

こうして、完全休眠として乾燥させる方法は、保存場所と湿度管理、虫に注意する必要がある。日陰の高い位置での保存が好ましい。

2非休眠方法

① 葉をそのまま残し、反日陰に置く。枯れていく葉は順に摘み取る。

② 梅雨になったら、水やりを控え土が乾燥した状態を保つ。

③ 土が乾いたら水をやる。土は乾き気味なくらい。
むき出しの球根になっている状態だが、忘れたころにこれにも水を上げないと。という水やりで可

④ 葉がある間は、水っぽく枯れる葉に注意する。水っぽい場合は、球根が腐っていることが原因と考えられる。原因が根腐れか虫かを検討してみる。

⑤ 根腐れなら、球根を取り出し傷んだ根をちぎり、新しい土に植え変える。

⑥ 球根に上部にきらきら光る糸が見える場合などは、虫の場合が多い。
昼間なら球根の上部にナメクジの糸が付いていないか。夜にナメクジは行動するので、鉢を照らしてみる。いたらピンセットでナメクジを除去。そのあとナメクジ防止剤を撒いておく。昼も夜も鉢の裏を確認することを忘れに様にしましょう。
ナメクジが舐めると球根が上から傷むので、直置きを避け鉢植えスタンドを利用すると良い。


⑦ 朝夕の温度が低くなる9月の終わり頃から肥料を入れて水を与える。葉が出始めたら、鉢を回転させて順に日の当たる位置を変え葉の出方を調整する。目安はカップケーキの頭のようにこんもりとなることをイメージしてみると形が作りやすい。

 

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植え替え後の開花時期(二年目以降)

① 購入時の温室栽培と異なり、植替したものは外で管理することになり、路地物の鉢になる。

② 購入してきた時より開花時期は遅れ、春先になる。花芽が開花するのは1月終わりから2月初め。

 

夏越休眠を繰り返すことができるのか

夏越休眠状態を繰り返すことで何年も持つ。一つの球根にサブの球根が出て球根が大きくなる。そうなってきたら鉢を大きい物に変える。(休眠明け)

休眠前に種の採取
① 種ができたら、別に保管し9月頃に植え付ける。鉢の横に置いて乾燥させておいて、自家発芽がある物を植え付けるという方法も選択してみる。
保存種を植え付ける時は、上下を確認して植える。

 

 

② 植え付け直後  (自発芽-放置していたら発芽していたので植えた)

 

③ 半年経過   1枚葉 (球根が見えないが)


寄せ植えに参加させた。

 

再び夏越休眠を成功させるために

 

①開花後の花柄はこまめに摘み取る
②花が終わったら肥料を入れ、葉を育てる(花が終わった後、葉から光合成をして養分を球根にためる)
③種はたくさん残さない。養分の分散を防ぐ
④ミニシクラメンのほうが夏越休眠させやすい