ももじろうです。
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「老後を豊かにシリーズ」チコちゃんに叱られるで出た2月が28日しか無い訳、の捕足説明。7の4 ここからが本論
サラリと通過した2月が28日の一番大切な部分の捕足
今回は、番組ではサラリと通過した2月が28日の一番大切な部分の捕足
英語資料の読み解きから解説します。
Calends, Nones, and Ides
まず、月の満ち欠けの復習から入りましょう。
新月がこれ
上弦
満月
下弦
英語版ネットでの説明図、少しわかりにくいですが、必要単語記載有り
図の右から順にローマ名(新月)Kalends、(上弦)Nones、および(満月)Ides
ローマのカレンダーは、各月の上記3基準日の前何日目かを強調しました。
チコちゃん番組中の解説※
ローマでは(月の後半の日付の呼び方を)『次の月の1日からさかのぼって◯日』という数え方をしていた。は余りに大雑把な解説です。
この理由は、現在我々が通常使う月カレンダーと言う一目見れば視覚的に理解できるものでは無かった為と推測されます。何故1週間が7日なのかは別の機会に又。
3基準日とは、
古代ローマ人は私たちの月曜日、火曜日などと同じ意味で平日を持っておらず、8曜日を1週間としていた。7曜日になるのは紀元2世紀、名前もその時に定めた。
月毎に定義された3基準日をその名の通り基準として生活しておりました。
それら基準日は月の満ち欠けに基づいていました。
当時、ポンティフェックス(司祭)が空を観察する任務を持っていました。
彼が最初に薄い月の三日月を目撃したとき、彼は「新月がある」と叫び、翌月が始まったと宣言しました。
ポンティフェックスが最初に月の三日月形を見たとき、彼はその幅を書き留め、そして経験的な知識を使用して、それから最初の四半期の月の間に経過する日数を計算した。もし彼が6番を呼んだなら、Kalendsの次の日はNonesの前の6日目と呼ばれるでしょう。
その後何世紀にもわたり、ローマ人はラテン語のカラレから、カレンデーまたはカレンデスと毎月の初日を呼びました。
今私たちが使う、Calendarという言葉は、この習慣から派生したものです。
カレンダー
カレンダー(Kalendae, Kalends)は新月の毎月1日のことでした。この名前はギリシャ語のκαλεινから導き出されたもので、古代の月のカレンダーで最初は新月の日を「発表する」ために使用されていたと思われます。
3つのセクションのうち、Kalendaeが最も長く、他の2つのセクションを組み合わせた場合よりも日数が長くなりました。それは、満月の翌日から始まり、その前の四半期と衰退期の間、その後、暗い新月を過ぎて、さらに三日月が見えるまでの、2つを超える月相があるためです。
ノーナエ(上弦Nonae)は月が最初の上弦に達した日は、もともとNones(ラテンノンスまたは9)でした。「Nones」(9)という用語の使用は、第1四半期から満月までの経過日数の包括的数を表すことを目的としていました。実際には、月の満ち欠けの間の時間は今では平均約7.4日ですが、時々8日間隔で発生します。
イデス(満月Idus)は毎月中旬の1日前に発生しました。月の長さによりますが、13日または15日になりました。太陰暦イデスは満月の日です。
例えば、3月の11日目はローマ人にとって「五イデス」として知られているでしょう。なぜならそれは15日目の3月の満月前の五日目だからです。
今の私達の数え方の1日前が昨日で行くと4日目となります。要注意
満月は各お祝いの途中で来るので、その日は「分裂」を意味するエトルリアの言葉からラテン語でIdusと呼ばれていました。
月 | 名 称 | Nonae | Idus | BC713ヌマ暦 | ユリウス暦 |
---|---|---|---|---|---|
3月 | Martius マールティウス | 7日 | 15日 | 31日 | 31日 |
4月 | Aprilis アプリーリス | 5日 | 13日 | 29日 | 30日 |
5月 | Maius マイウス | 7日 | 15日 | 31日 | 31日 |
6月 | Iunius ユーニウス | 5日 | 13日 | 29日 | 30日 |
7月 | QuintilisクイーンティーリスIulius ユーリウス | 7日 | 15日 | 31日 | 31日 |
8月 | Sextilis セクスティーリスAugustus アウグストゥス | 5日 | 13日 | 29日 | 31日 |
9月 | Septemberセプテンベル | 5日 | 13日 | 29日 | 30日 |
10月 | October オクトーベル | 7日 | 15日 | 31日 | 31日 |
11月 | Novemberノウェンベル | 5日 | 13日 | 29日 | 30日 |
12月 | December デケンベル | 5日 | 13日 | 29日 | 31日 |
1月 | Ianuarisヤーヌアーリウス | 5日 | 13日 | 29日 | 31日 |
2月 | Februarius フェブルアーリウス | 5日 | 13日 | 28日(29) | 28日(29) |
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