歯の治療は「治したから安心」は大間違いだったと言う話

日々是好日
stevepb / Pixabay

ももじろうです。
いつもジルがお世話になっております。世帯主で主夫のパートナーです。

「老後を豊かにシリーズ」歯の治療は「治したから安心」は大間違いだったと言う話。

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3月20日に配信された電子版の現代ビジネスによると

歯の治療は削ったり、その後詰め物をして治療した後のメンテナンスが大事だと言う。削らないのが一番良いとも・・。 削って詰め物をしてももともと天然の歯と人口詰め物(金属や樹脂)材質の違う2つの物質で、熱膨張率が違うので隙間ができやすいし、経年変化で歯がすり減るとまた隙間が出来ることもあります。

私自身も詰め物の内部で虫歯が進行したことがあり、この話はよくわかります。
記事は続いて(まま)

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歯が少ない人は寿命が短い

厄介なのは詰め物や被せ物で一度「治療」した歯は、虫歯がかなり進行するまで自覚症状が出にくいことだ。

「銀歯は外からの刺激を感じにくいので、痛みが出るまで時間がかかります。また、早い段階で神経を抜いてしまうと、痛みを感じにくくなり、気づいたときには歯がボロボロというケースもよく見かけます」(天野氏)

銀歯の下が虫歯になれば、せっかく入れた詰め物や被せ物を取り除き、再び、虫歯になった部分の歯を削ることになる。しかし、数年後にはまた虫歯になる……。これを繰り返しているうちに、歯はどんどん削られ、最後は根本に近い部分だけになっていく。

「虫歯が悪化すると多くの歯科医は『神経を抜きましょう』と言いますが、私はできるだけ神経も残すように心がけています。なぜなら神経を失った歯は『枯れ木』のようなもので、もろくなり抜けてしまう可能性が高くなるからです。

一部省略

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「別に歯がなくなっても、命にかかわるわけでもないし……」

と軽く考える人がいるかもしれないが、それは大きな誤りだ。

80代以上で残っている自分の歯の本数は平均で約9本。10本以上残っている人は、その後15年の生存率が1.5~2倍も高いことが報告されている。老いてから歯を失うことは、寿命を縮めることと同義と言っても、大げさではない。

虫歯と並んで歯を失う原因となるのが「歯周病」だ。歯周病とは、歯垢(プラーク)についた菌が歯ぐき(歯肉)や歯を支える歯槽骨に侵食した状態のこと。
悪化すると歯ぐきが熟したトマトのように腫れあがり「歯槽膿漏」になる。すると歯がぐらつき、抜け落ちる。

歯周病と言えば、歯ぐきから血が出る、口臭がきつくなるくらいしか思いつかないかもしれないが、実は歯周病は全身に悪影響を与える恐ろしい「病気」なのだ。

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 鶴見大学歯学部・探索歯学講座教授の花田信弘氏が解説する

「歯ぐきを平面にした場合、その面積は手のひら大になります。つまり、歯周病はそのくらい大きな『潰瘍』が体内にあるのと同じなのです。
その潰瘍面から100億個とも言われる口の中の細菌が、血流に乗って全身に運ばれ、いろんな臓器に障害を起こします」

この後記事は、歯周病が引き起こす病気に糖尿病、心筋梗塞、リュウマチ、ガン等があること。すい臓がんの発症リスクはそうでない人に比べて2.3倍高いこと。血管を固くする動脈硬化を促進するので、先ほどの心筋梗塞や脳梗塞の原因にもなること、動脈硬化が進んだ血管から見つかった細菌が、口腔細菌と一致したという報告もあり、大腸がんの組織からもやはり口腔細菌の一種であるフソバクテリウム菌が見つかったと続けます。

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歯周病菌の毒素と認知症

17年、名古屋市立大学・国立長寿医療研究センターなどの研究グループが、歯周病が認知症を引き起こすことを発見した。歯周病菌の毒素によって、認知症の原因となる脳の「ゴミ」(アミロイドβ)が増えることがマウスの実験から解明したのだった。

口腔内のトラブルは高齢者になればなるほど増え、そこには唾液の量も大きく関係していて人間は誰も、加齢により唾液の量が減り結果として口腔内が乾きやすくなり、いわゆる『ドライマウス』の状態になります。そうすると本来、唾液が持つ自浄作用が働かなくなり、口腔内に菌が繁殖し、その菌が一杯の唾液が誤って気管に入ると、徐々に菌が肺に溜まり『誤嚥性肺炎』を起こすとのことです。

事実、誤嚥性肺炎で亡くなった年寄りの多くは歯が少なく、重度の歯周病でした。

TV番組で紹介された、舌を歯茎と上下唇の間に入れてゆっくりぐるぐると両方向3回転まわす。は唾液の出を促す大変良い運動です。ぜひ皆さんも採用してください。

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食後20分経過してからの歯磨きを

健康な歯というのは、その内部から湧き出る『歯のリンパ液』とも言われる物質で、常に自ら歯の組織を健康な状態に治し続けています。ところが、炭水化物を食べて急激に血糖値が上がると、その体液の流れが逆流してしまいます。それが歯を溶かし始めるのです

食後すぐの歯磨きは歯表面の酸性度が高く歯を痛めるとのでNG、食後20分してからか、急ぐときは緑茶で口をゆすいでから10分待って磨く。

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時代と共に変わる歯磨き

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歯の健康よりも前の話で、磨き方一つとっても時代が換ると、歯医者さんから新聞・雑誌で進められる、その時代に良いとされる方法が勧められます。つまり時代によってコロコロ変わるので、人生長くやっていると本当にどれが正しいのだろうと思うときも有りますが、科学と健康学が進歩していると考えるしかありません。そこで、この章になるわけですが、ちょうど4年くらい前からよく見るようになったのが、食べて直ぐに磨くな!のお薦めです。加えて、下記の理由で食事の最後近くに酸っぱい物を食べない。です。

と言うことで、私は毎朝、成城石井さんが一番安いのでいつも求める美味しい兵庫県小野市・共進牧場のジャーマン・ヨーグルトを一番最初に食べます。で記事に続きます。

食べた後すぐ歯を磨くというのは、実は間違いで。食事をして歯についた酸性の食べ物は、歯の表面にあるエナメル質をやわらかくする性質がある。
唾液には、それを修復(再石灰化)する作用があるのだが、食べてすぐに歯を磨いてしまうと、まだやわらかいエナメル質が削れるばかりか、歯の修復も妨げることになる。食後20分以上経ってからの歯磨きが理想とのこと。お茶が無い時は、キシリトールガムを咬む。

歯磨き粉に使われる「フッ素」は歯をコーティングして虫歯や歯周病を防ぐ効果がある。近年は従来よりフッ素濃度が高い歯磨き粉も登場している。ただし、歯磨きの後、口を水でゆすぎすぎると意味がない。「歯を磨いた後、大量の水でうがいをすると、口の中に残っているフッ素が流れ出てしまい、せっかくの効果が薄れてしまいます。コップならば2cm程度、おちょこ一杯よりちょっと多いくらいの量で、20秒間ゆすぐのがベスト」とのこと。
「週刊現代」2019年3月9日号より 省略した部分がかなりあります。長いので。