使えるものに作り直す。そんな工夫で暖かく過ごす

日々是好日

 

ひざ掛けの修理

しばらく前の年末、母が持っていた、70センチ×140センチのブランケットを二枚組み合わせて、ハーフケットになるようにした。このブランケットは母の姉の思い出の品でもある。

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使い道のないブランケット

母が「このブランケットは短くて使い道がない」という。たまたま同じものが二枚あったので、それを組み合わせて一枚にすると、140センチ四方のブランケットができることに気が付いた。「こうしてハーフケットにしてホットカーペットの上で掛物して使ったら」いいのではと思いついた。

カバーはシーツを組み合わせて縫った

しかし、それをくるむ生地は、見当たらなくて、ちょうど自分が使っていたアッパーシーツなら何とかなりそうだったから、そのシーツを切りミシンで幅を継ぎ足し、カバーを縫った。シーツの両端を織り込んで、真ん中から、それぞれのブランケットを差し込む。これならひざ掛けとして使えるからと渡してきた。

思い付きで、シーツを切り作ったから、次の機会にきちんとしたものに作り替えるつもりだったが、すでに数年か経過している。

ちょうど色々とため込んだ生地が余ってきて使い道を探していたところ、母のブランケットを思い出し、実家から持ち帰ってきた。

シーツもさんざ使ったものだったので、生地も薄かった。そんな状態で経過しているから、劣化して擦り切れていた。頃合いが良かったようだ。

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母の工夫があちこちにある

つじつま合わせのカバーには、母の工夫がしてあった。中のハーフケットは、ダウンの軽いもので暖かいし軽い。欠点は短くて使い道がなかったこと。こうしたらもっと使い勝手がよくなる。そんな工夫なのだ。

それを見ながら、母も愛用していたのだと安心した。

中のブランケットも移動してしまい、使いづらかったのだろう、母の綺麗な針で、それぞれが縫い合わされ、一枚になっている。カバーとブランケットの端も針で止めているし、差込口も針で止めている。気を付けて縫ったのだろうが、ダウンに針が当たっている個所もある。使うための工夫で空いた穴。そんなことは問題にはならない。

思い付きで、使い始め、今使っている物。この思い出は暖かい。
使われずに忘れられているよりいいだろう。

 

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今度はネルの生地だけど、やはりつぎはぎになる

薄くなり敗れたシーツを外し、ブランケットを洗う。そこに自分がため込んだ生地を合わせてみるが、やはり生地が足りなくて、今回も継ぎ合わせになってしまった。リバーシブルのカバー。ネルの生地になったからこれまで以上に暖かくはなるだろう。

重いというかもしれない。そんな心配をしながらカバーを作った。端がずれてこないように、端に紐をつけ、ずれ防止もしてみた。しばらくはこれを使ってもらおう。

 

生地の組み合わせも面白い

生地の使い方で、面白い模様ができるので、自分たちのブランケットにも、カバーを作ってみた。これも生地としては足りない。そこで他の生地と組み合わせる。

二枚の生地をこんなふうに組み合わせると生地を切らなくてもつなげることができる。

これはジーンズの生地だから、重いのが欠点だが、なかなかかわいらしいと満足する。
これは余分な作業だとだと思いながら、縫物を楽しんでしまった。