ももじろうです。
いつもジルがお世話になっております。世帯主で主夫のパートナーです。
「老後を豊かに過ごすシリーズ」終わりの準備、遺言公正証書を作る巻。これで、後の始末は、完璧なのだ!
イギリスTVドラマの刑事フォイルでも
最近再放送されている、イギリスTVドラマの刑事フォイルで、第2次世界大戦も、もうすぐナチスドイツが降伏すると言う1945年5月の設定で、生まれてくる赤ん坊の名前は、ウインストンにすると言う、実にあの国でも一般大衆の選択らしい場面がありました。
ウインストンとは、斜陽の大国英国を率い新興強国アメリカの力を借りて、口はウルサイが、力は足りないフランスと共にナチスドイツを負かしたウインストン・チャーチルの事です。
英国軍がエジプト・アラメインでロンメル率いるドイツアフリカ装甲団を1942年8月撃破した後の11月10日に彼が行った演説の言葉がかの有名な、
“今は終わりではない。これは終わりのはじまりですらない。
しかしあるいは、始まりの終わりかもしれない”
原文は Now this is not the end. It is not even the beginning of the end.
But it is, perhaps, the end of the beginning.
この最後の訳し方によっては、“the beginning of the end 終わりの始まり”とも書かれたりする彼一流の言い回しです。
誰にでも終わりは来る
これだけ、枕を使って私が本日言いたいことは一つ、誰にでも終わりは来ると言うこと。
そんな折に、今勤めに行っている会社業務で海外出張に行くことになりました。飛行機に乗ってです。今時は当たり前ですが、飛行機は一旦空に上がったら、自分の力で舞い降りるか?重力で落ちるかの2通りです。
そこでよくよく考えて、これからも海外出張等飛行機に乗ることは度々あると仮定し次の手を打ちました。
つまり、遺言書を公証人役場での公正証書としてつくったのでした。
「もしもの時に役立つノート」
手書きの遺言書みたいなのは、コクヨS&T株式会社が発売している、「もしもの時に役立つノート」を以前から購入して活用しておりましたので有るには有ったのですが、今回故会って、万全なものに替えました。
公証人役場での公正証書総費用
総費用69,000-円、これには依頼した「遺言立ち合い証人費用」5,000-/人 × 2人が含まれます。その日来られた若い男女の証人は公証人役場が依頼された、司法書士事務所の方でした。
遺言公正証書 59,000-円の内訳は以下の通り。
43,000-円 原本 1行為
1,000-円 超過枚数 4枚
2,000-円 正本 8枚1通
2,000-円 謄本 8枚1通
11,000-円 遺言加算 ももじろう注記:この額は財産額により変化あり。
実際の手続きは以下の通り
・遺言者本人の身元を証明するもの
※下記①か②のどちらか
① 印鑑証明書(発行日から3か月以内のもの)1通と実印
② 運転免許証・パスポート・個人番号(マイナンバー)カード等の官公庁の写真
入り(後貼り付けでないもの)の身文証明書と朱肉を使う認印。
健康保険証、敬老手帳は使用できません。
・遺言者と相続人との続柄がわかる戸籍謄本((注)平成改製原戸籍を請求してください。)
・遺言で財産を相続人以外の人に遺贈する場合には、その人の住民票
・遺言書に不動産を特定して記入する場合は、その不動産の登記簿謄本と固定資産税
評価証明書
*(登記簿謄本は法務局、固定資産税評価証明書は区役所で発行しています。)
・預貯金等を特定する場合は、それらを特定できるもの(銀行、口座番号など)メモで
も良いです。
・立会い証人2人が必要です。
証人の方は朱肉を使う認印が必要です。
証人になっていただける方を確認できるもの(住所・氏名・生年月日・職業)。
*次の人は証人になれません。
未成年・任意後見人及び佐保の審判を受けた方・推定相続人・配偶者・受遺者並 びに推定相続人と受遺者の配偶者及び直系血族
(相続と関係のある人は証人にはなれません。)
・遺言執行者(遺言どおり実行してくれる)をきめておくときは、その人の住所、氏名、
生年月日、職業がわかるようにしてください。
*遺言執行者は立会い証人でも相続人又は受遺者でもなることができます。
・遺言者が病気等で公証役場へお越しになれないときは、公証人が遺言者の自宅や病院
などへ出帳します。この場合には病床執務料、日当などが加算されます。
・遺言公正証書の作成当日には、遺言者の実印(印鑑証明書の場合)若しくは認印(免
許証等の場合・朱肉を使用するもの)、立会い証人2名の認印(朱肉を使用するもの)
が必ず必要ですからご用意をお願いします。
以上の必要書類は私が、公証人役場に予約を取り、前に作っていた手書き遺言書をワードで起こして印刷し、他書類(その時気が付いていた土地の謄本、固定資産税評価額証明、銀行口座等々)と共に持参した時、公証人の先生から渡された物です。面会時間25分間。
個人により必要な書類が異なる
私の場合、平成改製原戸籍「へいせいかいせいはらこせき」、と2番目の遺言執行者の戸籍・住民票などが不足と言われ直ぐに用意しました。2番目の遺言執行予定者にはその場から電話で依頼しました。この時に立会い証人の手配も依頼しました。
約1週間後『間違いないですか?』と確認
約1週間後に、再度公証人役場で出来上がった遺言公正証書を公証人が読み上げ、『間違いないですか?』と確認があり、『間違い、有りません』と答えて、公証人役場に保管される1通に実印で押印し終わりました。時間約20分間
頂いて帰った「正本」「謄本」には押印なしでした。
「正本」 これがその名の通り、正本
「謄本」 今時の言い方なら、コピー版でも銀行によってはこれで預金封鎖解除可
PDF版をメールで送ると言う誠に現代的な部分があり、最後は未だに印鑑
最初の訪問から2度目の終わりまでの間に秘書の方から1回メールで細かい打合せ・確認が入りましたが、当方もメールでの回答で終わりました。
遺言執行者の書類も2度目当日原紙持参前にはスキャナーしたPDF版をメールで送ると言う誠に現代的な部分があり、最後は未だに印鑑が正式な書類には必要と言う、日本国の現状で締めくくられました。
終わりの始まりが始まる
こうして、私の終わりの始まりが始まりました。後は、呑む!打つ!買う!の放蕩三昧の日々が待っております。めんどくさいことは後にする性格の貴方、貴方がもしもの後に
もめる様なことが無い様にやるべきことは今のうちにしておいた方が楽だと私は思いますが・・。
如何ですか?
格調高くクローズ
最後にもう一つチャーチルの言葉をご披露して本日は格調高くクローズと致しましょう。
“It is not enough that we do our best; sometimes we must do what is required.
貴方が全力を尽くすだけでは充分ではない、必要な時にそれを行わなければ“
サー・ウインストン・チャーチル
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