ももじろうです。
いつもジルがお世話になっております。世帯主で主夫のパートナーです。
「老後を豊かに過ごすシリーズ」職人の悟りの境地、線香花火の配合された火薬は2~3年寝かすと、湿気を吸ったり吐いたりしてワインの様に熟成する。
悟りの記事が掲載された新聞
新聞には、日ごろ何気なく過ごす生活の中で、深い悟りが記事になっている時が有り、それこそ私が小さい時から新聞を読むのが好きな点です。
先日8月19日の日経The STYLE/Life に出ていた、「線香花火」福岡県みやま市の筒井時正玩具花火製造所の筒井さんの言葉には思わずウーンと唸らされました。
記事のままでは「火薬は湿気を吸ったり吐いたりして、ワインのように熟成します。すると、いい具合になじんで燃え方が安定するのですよ」
以下記事要約
線香花火には火薬を和紙の先端に0.08g 包み火をつける火薬部分を下に向きにして使う「長手牡丹(ぼたん)」とワラの先に火薬を塗りその部分を上向き持って火をつける「スボ手牡丹」の2種類がある。
硝石、硫黄、松煙を混ぜて作る線香花火の黒色火薬は、単純だが奥が深い。
安い中国製の台頭で廃業が相次ぎ、現在日本で残っているのは「長手」「スボ手」合計3社のみ。
美しい線香花火の定義
美しい線香花火とは火玉が安定し花火が勢いよく飛び、長く燃え続けるもの。油分の多い松煙混ぜすぎても、和紙のよりが緩くても旨くはいかない。
20年製作して来て「最近ようやく分かって来たと思う」と筒井氏が話すほど繊細な作業。
1929年創業の同製造所が本来手がけていたのはねずみ花火等で線香花火は2000年に国内唯一の「スボ手」製造会社だったおじさんの会社が廃業した時に「400年の伝統を絶やしてはいけない」と継いだのだった。祭りなどで需要がある打ち上げ花火と違い、家庭で遊ぶ線香花火は需要を作るしかないということで、独自商品を開発するだけでなく「スボ手」材料、ワラの安定調達の為稲作も始めた。
線香花火は面白い
そこまでして取り組むのは、伝統を守ると言うことだけでなく、「線香花火は面白い」から「『最高のものができたと!』と思えた瞬間が最高にうれしいんです」と語る筒井さんが目を輝かせた。で終わる記事を読んで、なんと幸せな人なんだと感心した次第です。
貴方は何か「ようやく少し分かって来た」ことがありますか?『ボーッと生きてんじゃないよ!』これはチコちゃん。
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