80代老親日常生活の変容について、自分たちの老後に役立つように図にしてみた

日々是好日
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父は60歳から高年齢雇用継続給付を受けていた。その制度の初代世代になる。当時は制度の存在すら知られていなかったし、利用者も少なかった。60歳過ぎて働くのか?と言われた時代であったように思う。今はこれがないと65歳までの暮らしの安定は望めない。

しかも、60歳で高年齢雇用継続給付と在職老齢年金は併用されていたから、豊かな老後の最後の世代でもあった。それでもその当時、父がしきりに自分達は年金が少なくなるのだと話していたことを覚えている。

老親の日常生活の変容を図にしてみた

 

80歳を超えた二人、今は一人での行動はほとんどない。車に乗っているが助手席に人がいることが条件になっている。農業もしているがほんのわずか。畑が荒れる(草が生える)ことの心配ばかりになってきた。今では外食すら嫌がる。できない趣味も増えてきた。

老後暮らしに必要なことは手を掛ける物があることかも

仕事を辞めた後も、70歳過ぎてなお農業という仕事があったことは、励みとなってきたのだろう。この部分は黄金の15年だったかもしれない。計画性のない老後のようだが、草木が日々のスケジュールを告げる。

老親を見ていると、体を動かすことや、手を掛けることの楽しさ、育てることの面白みが生きがいになるのだと思う。

その後の老年期はまだ続く。インドア・アウトドア分散して趣味はいくつか持つべきだと思う。他には新しいことに挑戦してみる前向きな思考が必要かも知れない。

あるものを維持して保持する。伝承する。そのことの大切さが分かってきた50代だが、今から農業を始めるのは厳しいことも計算できてしまう。今の自分にできることを考えてみると、金銭的に自立できるような老後のプランを検討しておくことしか思い当たらない。

75歳がポイント

老親が75歳までは何の心配もしていなかったと思う。それ以降は性格も変わり、一時期は両親が親として壊れてしまうような感覚があった。それにともない、体の不調も出始めて、親の部分を超えて老人という存在が表に出ることが増えた。そこから物事を判断できる目安は75歳までかもしれないと考えるようになったことも残しておこう。

 

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