確定申告、医療費控除は今からでも遅くない

老後暮らしのヒント

ももじろうの確定申告を手伝っていて、自分の確定申告が出来上がらない。人の申告でお腹が一杯になった感じ。書類は机の上に広がっているのにあっちをつつきこっちをめくり机の上もそうだが頭の中も書類が散乱していて、中心に集まってこない。このように整理整頓がすすまない。そんな時は小さい一つを片づけてみる。

スポンサーリンク

医療費控除10のポイント

医療費控除のポイント10
集める ポイント
1 家族の分の領収書も集める 同一世帯
2 往復の交通費 車駐車代不可
3 自費診療を除去 疣切除
4 ドラッグストア 風薬等
5 保険金をひく その治療に対して
6 医療費が10万以下 所得200万以下
7 それぞれの年収で計算してみる 比較してみる
8 住民税も減となる 所得税と住民税率が違う
9 さかのぼって確定申告 期間は5年
10 セルフメデケーション税制 2017/1/1より

 

スポンサーリンク

領収書を確実に集めるための方法を考えてみる

これまでにも医療費の確定申告をしてきたのだが、重要なのは医療費の領収書を集めることにある。これを無くしてしまうと還付申請の書類が作れない。

そこで老親には病院や薬の領収書を貯めるために引き出しを指定して、そこに入れるように指示した。集めてみると分かったことは、父は病院で投薬も受ける。そのため毎月の通院領収書がある。母は病院で支払い、院外の薬局で薬を受け取る。そうすると領収書がバラバラになり、毎年前年の領収書がさりげなく混じっている。薬局では薬をプラスチックバックに入れて領収書もその中に入れて渡してくれるのだと思うが、そうすると病院で支払った領収書と離れてしまう。こうして使うバックが違うとバラバラになるのだと思う。母にも父のように薬専用のマイバックを使うように勧めてみるといいかも知れない。

自分達はそれぞれに保管しているがこれまでの教訓をいかして、封筒やクリップでまとめて保管している。交通費は付箋に書いて貼る。

スポンサーリンク

医療費控除を計算してみる

医療費控除の対象となるのは、「その年に実際に支払った医療費の合計額-保険金などで補てんされる金額」となる。今年は入院保険や傷害保険を請求するような病気・けがをしていないから領収書の計算だけだった。

家族と言っても二人だが、生活が一つなら全員の医療費の領収書を集めることができる

領収書を確認して自由診療の領収書を除く

通院した病院までの交通費

薬局で買った目薬、バンテリン、風薬、うがい薬等のレシートと領収書

領収書を月日順に並べて綴じる。

順に確定申告のホームページにある医療費の表に入力していく。自分で作成したエクセル表が必要事項を満たしていれば可なのだが、始めてならこれからの合理性を考えて、確定申告のエクセル表に入力していく方がいいだろう。

老年期になり通院する病院も決まっていると思うから、来年もそれを活用できることを考えてみると初年度は入力が大変だが効率的だと思う。交通費等も忘れず同日に記入する。

これまでできたためしはないのだけれど、理想は日々計上である。医療費の支払いがあるたびに記入していけば年末にあわてて処理する必要がない。交通費等忘れてしまう金額のあると思うので日々処理を心がけていくのがベストだと思う。集計表は手書きでも可、税務署の内訳のある封筒でも可、というのだが実際には書ききれないと思う。両親は書けないと早々に放棄した。

スポンサーリンク

「医療費が10万を超えていないからできない」ことはない

医療費支払い金額が10万を超えていないと申告できないと思っている人もいるようだが、

給与所得に応じて10万以下でも申告できる。それぞれの年収からどちらから控除するのが優位化を計算してみる。ただし税務署は毎年控除する世帯主が違うというのは好ましくないと言う。

所得税がゼロでも医療費控除をすることで住民税が還元されることもある。

確定申告=還付申告は過去5年までさかのぼることができる。ただし領収書が必要

これまでに医療費控除に含めたもの

人間ドックを受診してその結果治療が必要な事がわかり、通院を始めた時は医療費控除に含めた。

スポンサーリンク

平成29年から始まる医療費の特別制度を知っておこう

 

(医療費控除の特別制度平成29年1月1日-平成33年12月31日までの制度)

セルフメデケーション費用の準備として集めていくものをチェックしておく。

市の検診の費用、インフルエンザ、肺炎ワクチン、人間ドック、特定保健指導、これらと従来の医療費控除のいずれかを申告できる。

領収書や健診・検診の結果等も提出書類となるので書類の管理が重要になることは間違いがない。

世帯全員を集めると言っても個人情報であるのでそこは互いにそれぞれを尊重する姿勢が必要だと思う。老親の領収書を綴じながら今どこが痛くて調子が悪いと言っているのか知ることはできる。通院先が変わったのを知ったなら、病院が変わったようだけど、どうしたの?と寄り添うことも可能だろう。

スポンサーリンク

一度は教えを受けてみる

何をどうしていいかわからないと投げ出す前に、病院の領収書、交通費等の資料を集めて税務署に相談に行ってみよう。相談する前に電話を掛けて他に必要な書類を確認してみる。印鑑等。住民税が変動すると、介護保険料や国民健康保険、後期高齢者医療保険等も連動して変化する。

スポンサーリンク

還付は必ずはがきでの通知である

このような詐欺が多発しているので、注意が必要。還付金については必ずはがきで指定口座に振り込みましたという連絡がくる