60歳から65歳までの間、再雇用にされたとしても賃金はこれまでより減る。給与は新人並みと考えておいた方がいいだろう。
再雇用後の所得は350万
再雇用賃金と会社の年金までの上乗せ、さらに高年齢雇用継続給付が入っていると計算しておくのが無難な計算。
在職老齢年金をもらえるようになれば再雇用賃金が見直され上乗せが無くなり給与は減る。
年金で増えた分だけ給与で減る計算ができるので、やはり60歳から65歳の収入は350万と考えてもいいように思う。
65歳から老齢年金が支給されるようになる
350万で年金生活をすると不足してしまう。
平成26年度厚生年金男別平均年金月額(基礎年金含む) | 自分の年金額 |
---|---|
男性 165,450 | |
女性 102,252 | |
合計 267,702 | |
350万との差額 24,298 | |
平成26年の老齢年金の平均額この数値は平均であり、自分の年金額を調べてみる。
350万の家計簿、今の暮らしと比べてみる
月 | 年 | 現在 | 目標値 | |
---|---|---|---|---|
食費 | 60,000 | 720,000 | ||
住居 | 15,000 | 180,000 | ||
光熱・水道 | 20,000 | 240,000 | ||
家具・家事用品 | 9,000 | 108,000 | ||
被服及び履物 | 8,000 | 96,000 | ||
保健医療 | 16,000 | 192,000 | ||
交通・通信 | 24,000 | 288,000 | ||
教養・娯楽 | 30,000 | 360,000 | ||
その他消費支出(含交際費) | 65,000 | 780,000 | ||
租税公課(所得・住民・固定資産・自動車税) | 15,000 | 180,000 | ||
健康介護保険料・配偶者国民年金 | 30,000 | 360,000 | ||
支出合計 | 292,000 | 3,504,000 | ||
平成26年平均年金額 | 267,702 | |||
不足額 | 24,298 | 291,576 | ||
老後資金のために1000万貯めましょう。という話を目にするのだが、その根拠がわからなかった。
65歳から95歳までの30年、この間の年金との差額が約900万、年代別貯蓄額の中央値1000万と金額が近いことに驚く。それで老後資金1000万を貯めましょう。となるのだろうか。それともその位は貯められる家計総額ですよ。という話から始まる貯蓄額なのだろうか?いずれにしても350万の暮らしを継続しようと思えば、年金の不足分を準備することを考えるしかない。
それとも支給される年金での暮らしが成り立つように工夫してみるか。注意:双方とも年金が支給されている状態での計算であり、男女の年齢差不足分は計算されていないこと。年齢がすすむにつれ生活費が減少することも考慮していない。
最初の一歩は、退職直後に必要な金額を貯めることを考えてみよう
医療保険料、配偶者の国民年金保険料60歳まで。住民税2年分。などが退職年度、翌年には必要になる。年金受給開始までにはタイムラグがあるのでその間の生活費も準備しておく。
最低でもこれらの金額を貯めることが貯蓄の一歩となる。
失業給付は65歳で退職した場合一時金となり現在は最高額でおおよそ30万。老齢年金とは併給される。これは働いた人に渡したい。
今を見ること老後を見ること同時に考えたい
定年退職・再雇用退職後は100-200万のまとまったお金が必要になる
定年後、前向きに自分の現状を検討してみる。50代から考えておきたい老後資金について
コメント