ももじろうです。いつもジルがお世話になっております。
今年一番の収穫 映画“侍タイムスリッパー”を観てまいりました。20241021
昔、映画を観るのは命がけだった
9月にジルと(ラベルの)“ボレロ 永遠の旋律”を観てから約1カ月で又
ジルとシニア割引の映画鑑賞会でした。歳とって良い事の一つがこの
シニア割引。昔は予約して映画を観る等と言う芸当はとても考えられない
時代でしたので、映画を観るのは(ある意味)命がけ?でした。
60年以上前の映画館は、館内の空気の循環/入れ替えも悪く。
映画を観て(空気が悪く=一酸化炭素が多く=酸素が少なく)
頭が痛くなることも普通でした。
街中の封切館においてはそんなことはありませんが、街でなく町の映画館
だと本当に空気が悪く、ある意味命がけは冗談でない本当の話でした。
封切館の学割では、1回目は立って観て、映画が終わりほとんどのお客さん
が席を立ったときに、こちらは素早く自分の席を確保して2回目で落ち
着いて座ってみるのが普通でした。当時は、それが(映画を観る仕組みも
当方の体力も)出来ました。
今回の「侍タイムスリッパー」は2巡を見るのは長いので大変苦しいです。
(予約制ですから無理な話で、上映が終わると次は別の演題がかかります)
2時間15分の長さを感じさせない展開であっという間に終わりが来ます。
最後の落ちはおまけみたいなもので、それはそれで面白かったですが、
ジルも私も思わずプッと笑わせて頂きました。安田淳一監督の遊びです。
映画「侍タイムスリッパー」劇場公開日:2024年8月17日
東映京都は100年近い歴史を持ち、数々の名作時代劇が生まれた”時代劇の聖地”。通常、撮影所で自主制作映画が撮影されることはないが、監督の“時代劇愛”が共感を呼び、異例の対応に繋がった。その協力は屋外のロケ用セットを貸し出すだけにとどまらず、衣装やメイクなど、さまざまな分野に及んだ。
製作費 2600万円の自主制作映画が2024年10月14日には、興行収入3億円を突破した。
「脚本がオモロいから、なんとかしてやりたい」と救いの手を差し伸べたのは他ならぬ東映京都撮影所
Introduction
映画「侍タイムスリッパー」は、「拳銃と目玉焼」(2014年)
「ごはん」(2017年)に続く未来映画社の劇場映画第三弾である。
幕末の侍があろうことか時代劇撮影所にタイムスリップ、
「斬られ役」として第二の人生に奮闘する姿を描く。
コメディでありながら人間ドラマ、
そして手に汗握るチャンバラ活劇でもある。
「自主映画で時代劇を撮る」と言う無謀。
コロナ下、資金集めもままならず諦めかけた監督に、
「脚本がオモロいから、なんとかしてやりたい」
と救いの手を差し伸べたのは他ならぬ東映京都撮影所だった。
10名たらずの自主映画のロケ隊が時代劇の本家、東映京都で撮影を敢行する前代未聞の事態。
半年に及ぶすったもんだの製作期間を経てなんとか映画は完成。
2023年10月京都国際映画祭で初披露された際、
客席からの大きな笑い声、
エンドロールでの自然発生的な万雷の拍手に関係者は胸を撫でおろしたのであった。
初号完成時の監督の銀行預貯金は7000円と少し。
「地獄を見た」と語った。
Story
時は幕末、京の夜。
会津藩士高坂新左衛門は暗闇に身を潜めていた。
「長州藩士を討て」と家老じきじきの密命である。
名乗り合い両者が刃を交えた刹那、落雷が轟いた。
やがて眼を覚ますと、そこは現代の時代劇撮影所。
新左衛門は行く先々で騒ぎを起こしながら、
守ろうとした江戸幕府がとうの昔に滅んだと知り愕然となる。
一度は死を覚悟したものの心優しい人々に助けられ
少しずつ元気を取り戻していく。
やがて「我が身を立てられるのはこれのみ」と刀を握り締め、
新左衛門は磨き上げた剣の腕だけを頼りに「斬られ役」として生きていくため撮影所の門を叩くのであった。
映画を堪能するために、映画館で映画を観ましょう!
昔、劇場で見た「ドクトルジバゴ」では、冬の場面では本当に足元から寒さが
しのんできたが、今我が家の居間でNHK BSで放映されるのをみても(本当
スペインで撮ったそうだが)ロシアの冬の寒さが感じられない。
今はいけない/行かないが、冬にロシアに行くと人々の履いている靴底の厚み
が我々の知っているソレとまるで違った事に気がついたはず。
凍傷になり足指切断にならない様に人々は最大限の防衛をしていました。
「アラビアのロレンス」では、砂漠をラクダに乗って横断するシーン、観て
いる私も喉が乾きましたが、家でTV画面観ながらでは、ダメ!
これらはつまり、映画に入り込めない。
こちらも、先日観ました。原題のTHE GREAT ESCAPER (大脱走者)の方が
題としては面白いと思いますが、配給映画会社の人が知恵を絞って考えた?
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