ポルトガル、ファド酒場二晩目は妙齢のご婦人と同伴で

聖地サンティアゴ&ポルトガル周遊旅行

リスボンのホテルに到着しツアコンさんがチャックイン手続きを進める間、ツアー一行はロビーの“そこあすこ”にあるソファーで待っていました3日間一緒なので気心も知れて来て各自おしゃべりをしています。ポルトでの昼食時、私の目的1番~5番をお話しした50代ご夫婦の奥様より『今晩もファド聞きに行きますか?』とお尋ねがあり、答えは『もちろん行きます』ポルトでファド聞いた翌朝のサンティアゴ行のバスに乗る時に旦那様から『(昨晩のファド酒場)どうでした?』とお尋ねがあり、ウットリはしませんでしたが、『とっても、良かったです』と答えました。夫婦の会話がどこかにあったのだろうと思いました。

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ホテルで夕食中、ファド酒場に『私も連れて行って』と言うお願いが舞い込む

本日も遅くなったので、本日もホテルで夕食です。チェックインと食事の間に前回同様コンシェルジェに予約をお願いし、お薦めのファド酒場を予約しました。ところが食事中にだれから聞きこんだのか『私も連れて行って』と言うお願いがツアー同行者の4名から出てきました。私を入れて5名ですが、車に5人乗れるのか?はたまた、ファド酒場の方の受け入れが出来るのかわかりません、食事中でしたが中座しコンシェルジェの所へ行って相談しながらあれこれ手配をして、5人が行ける事には一旦は決まりましたが、お一人が辞退されて最終は男私1人、妙齢のご婦人3人の合計4名で行くことになりました。

ホテルからタクシーでファド酒場O Faiaへ

前回同様、9時過ぎホテルをタクシーで出発しリスボン市内に3か所あるファド酒場のたまり場の一つ、地図で言うと中心の繁華街バイシャ(下町)の左側バイロアルトにあるO Faia (ネットで調べるアドレスはここWWW.OFAIA.COM) に約10分で到着、ホテルの場所が中心に近くて移動が便利でした。(インターネットのファド酒場紹介のファドの部屋 list2 では、リスボンで3番目に出てくるお店です。 Rua da Barroca, 54-56 1200-050, Lisboa )

注意事項:移動はタクシー等で安全を確保して行きましょう

有名なアルファーマは地図の右側。ポルト同様で、絶対に車はすれ違えない狭い路地が入り組んだ中に有ります。現地に何年も住んでいる人に案内してもらうか、もしくは何度も訪れて熟知している人と一緒以外一人で歩いてはいけません。必ずホテルやお店で呼んでもらう。移動はタクシー等で安全を確保して行ってください

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ファド酒場O Faia案内

List2 の紹介文をそのままご紹介すると【1947年創業の一流御三家の一つ。ボリューム豊かなオバチャンFadistaの Anita Guerreiro (Coimbraが十八番)や、大ベテランの有名男性歌手 Antonio Rocha なども出演するが、トリをつとめる美人歌手 Lenita Gentil の歌はなかなか】

店に着きほぼ真ん中の席に案内されていると、カメラ持った支配人がやって来て最初に言ったのが『記念写真を撮りますか?』でした。ご婦人方に聞くと皆様の答えは一つ『要らない』。答えると支配人が無表情に引き下がりました。この支配人の(不満)顔が印象に残った顔Ⅱ。帰る時クレジット・カードで勘定の手続きをしたのも彼でした。

飲み物とつまみを注文した直後に照明が落ちて、「ポルトガル・ギター」奏者と「クラシックギター」奏者がなんと我々の席のすぐ横ほとんど1mに座って、いよいよ歌い手である「ファディスタ」の登場となりました。店の真ん中に柱がありアーチが4方向に伸びていて、大きなアーチ2つ、小さなアーチ2つの小さなアーチの両端に2人の奏者が座り、真ん中で歌います。耳横1mも無い位の間近で響く肉声が大変良く聞こえました。少し聞こえすぎるくらい、でもポルトガル・ギターの音色は近くで聞くのが最高でした。

 

 

 

 

その晩、老若男女5人のファド歌手が入れ替わり立ち代わりで歌いました。御同伴のご婦人方は普段音楽を生活の場でいつも聞いているわけではないようですが、今晩はそれぞれ大満足、それぞれから『こんなに良い場所に連れて来てもらってすごくうれしい!有難うねぇ!』と感謝されました。私が『イヤァ、連れて来てくれたのは、タクシーですよ!』と返しても残念ながら全然受けませんでした。

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旅の記念のCD

歌が終わってポルト同様にCDの販売時間になり、当夜出演者中3人のCDを最後に歌った人が売りに来て、我が同伴の一人が“旅の記念に”買い求め、注文主名と歌い手のサイン入れてもらい満足度は最高潮。

ポルトでは中国と日本(私)でしが、今日のリスボン、ファド酒場にはカナダからの人がいました。ファド酒場には諸国の観光客が来ます。

支払し、タクシーを呼びホテルへ。その時は、明日も行くぞと心に決めたのですが、翌日はホテル着時にバス運転手がホテルを間違えると言うちょいとしたハプニングが起きて、しまいました。結局遅れの処理に夜9時過ぎまでかかり、それどころではない状況に発展し、ファド酒場第3夜は行けませんでした。

今回のファド酒場は二晩でお終いとなりましたが、ファド酒場以外に、ファド食堂と言うお客さんや従業員が突然歌いだしてしまうもっと気軽に聞ける所もあるそうです。どちらへも安全に注意して行って下さい。その前に、日本でファドをCD購入して聞くか、ユーチューブ等で聞いてから行かれると旅情という名の味わいは2倍3倍になります。

私のお勧めは、1.アマリアロドリゲスのベスト盤 2. AMALIA Les voix de fado