ももじろうです。いつもジルがお世話になっております。
世帯主で主夫のパートナーです。
老後生活ベストシナリオ序章 ももじろうの致仕風靡 20230206
本題に入る前に、英国が“大変“だと言う話。
我が家で英国が“大変”といえば、人気記事の英国製スピーカー
タンノイⅢLZのエンブレムが壊れて取れた件ですが・・。
今日の大変は、生きるか死ぬかの“大変”です。
東洋経済オンラインで読んだ、2月2日NYタイムズの
今は「働く人々でさえ飢えている」英国のリアル
「生活費危機」の恐るべき貧困化インパクト
今は「働く人々でさえ飢えている」英国のリアル | The New York Times | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)
に衝撃をうけておりました。(日本語ですから是非お読みください)
“学校の昼食に何も持ってこられなかった子どもが運動場に隠れたり
していることがある”と言う記述は、いつも一緒に離島めぐりをしている
GG二人で行くのG1が終戦直後に故郷四国土佐で見ていた状況と
同じだと思いました。子供だったG1は、ちゃんと食べていました。
山から切り出した材木を運ぶ、当時の“のろい木炭トラック”に飛び乗り
鉄のカシメ金具を幾つか外して“盗み”小遣いを得ていた。内緒の話。
“子どもによっては、学校給食が1日の中で唯一頼ることのできる、
栄養のある食事になっているのが最近の状況”
これは、この頃日本でも報道がされている生活が厳しいご家庭の
お子さん達で子ども食堂がはやる原因で日本も一緒。
ついで中日新聞に厳しい英国生活の記事が
アメリカの2日、日本の3日にタイムズ記事を読んでいたら、5日の日曜日
購読している中日新聞(東京では東京新聞)に「約束はいま、英EU離脱から
3年 ウソだった医療費に週550億円」が載りました。
2016年英国で行われたEU離脱を問う国民投票の前に保守党等
離脱賛成派が国民を欺いて『生活が楽になる!』と嘘のキャンペーンを
展開し、辛くも賛成多数に持ち込んだのでした。
3度延期末後、2020年1月31日午後11時、イギリスは正式に
EUを離脱し移行期間が終わった、2020年12月31日午後11時に
完全離脱したのでした。
2023年の今は各種の調査で、離脱は間違っていたが多数
グラフの黒線:離脱は間違い 青線:離脱は正解
灰色:わからない
ハンブルグ発祥の調査会社Statista(日本にも支社有)によると
2023年 1月の時点で、英国では 54% の人々が EU を離脱したのは
間違っていたとし、34% は離脱は正しい決断であったとしていました。
この期間2020-2023、ブレグジットを後悔する人の割合は、
ブレグジットを支持する人の割合よりもわずかに高く
ブレグジットが正しい決断だったのか間違った決断だったのかを
決められない人の割合は、概ね安定しており、 11 ~ 14% の範囲です。
2021年前半にコロナのアストラゼネカ製ワクチンを英国がEU各国に先駆け
準備できた時、英国の比較的迅速な調達プロセスは、より慎重な官僚主義的
EU 各国とは対照的であり、Brexit に賛成票を投じた国民に『賛成して良かった』
との思いを抱かせましたが、2022年7月以降はEU離脱に伴う他副作用が
顕著になり、常に50%以上の“離脱は間違っていた”
責任はうやむやに!
新聞記事にある通り、離脱派の政治家がウソをついたと分かっているのに
責任はうやむやになっています。詳しくは下の3記事をお読みください。
但し英語ですから、翻訳するのボタンを押して下さい。
Brexit Has Delivered a Broken Britain (foreignpolicy.com)
ブランケット、フードバンク、閉鎖されたパブ:
Brexit は崩壊した英国をもたらした。
ブレグジット派は「支配権を取り戻す」と約束した。
しかし、現実には景気後退、憂鬱、絶望をもたらしました。
2023.2.6 0:00 ガーディアン紙
貿易不振、景気後退、支持率の低下の中: 潮目が最後にはブレグジット
Brexit が成長への道であるという政府のスタンスに向かうのか?
今日ロンドン行くと、ブレグジットが常に最前線にあり、多くの質問と
多くの世論調査がありますが、EU ではそうではありません。
Brexit はもはやEUにとって話題ではありません。終わった話です。
政府も野党労働党も、
英国の離脱が経済に及ぼす悪影響を公に認めることを拒否している。
ある人が言いました。
Brexit は負けゲームです…
[それは] 負け負けゲームであり続けます。
英国を崩壊させたのはブレグジットだけではありませんでしたが、
一部の報告によると、ブレグジットがなければ、過去1世紀で最悪の
生活水準の低下に直面しなくて済んだことは明らかです。
EU離脱が長期的にどのように展開するかは現時点では見通せませんが、
今のところ、人々はより貧しく、より悲惨であり、国はより孤立しています。
哲学者トーマス・ホッブズは最終的に正しかった:
人生は、非常に野蛮で短いとは言わないまでも、孤独で貧しく厄介です。
英国人は、外国人による狼藉(ろうぜき)を克服することができますが、最悪で
あることには、今回は英国人たちが自分自身に対してこれを行ったことです。
嘘つきボリスの・・
ウソだった「医療に週550億円」と嘘つきボリスがいかにして
法廷訴訟を潜り抜けたかを詳しく解説している2019年のWeb記事
Boris Johnson: $640 million lie haunting the UK | news.com.au — Australia’s leading news site2019.5.30
老後生活ベストシナリオ本編は次回をご覧ください。
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