いつもジルがお世話になっております。世帯主で主夫のパートナーです。
「老後を豊かにシリーズ」パラグアイの国民食、チーパ
禅僧のごとく
コロナ・オミクロン株の感染者爆発的増大で食料の買い出し以外は、
ずっと家にいる生活が続いています。
気持ちの問題だと言えばそれまでですが、牢屋に閉じ込められている
のではなく、禅?の修行中と思う様にしております。
海外に行けない現状
が、やはりこのところ2016年晩秋のポルトガル(一部スペイン)旅行
地の果ロカ岬、ルイス・デ・カモンイス 詩の一節
『ここに地終わり、海始まる』碑
最下2行訳:ヨーロッパ大陸の最西端
ユーラシア大陸と言わないところが、ヨーロッパ人。
以来とんと海外旅行にご無沙汰なので、時々『本物だ!』と感じる本場の味を
食べるととても嬉しく思います。
皆さん“巴里”と漢字で書いても、おフランスの“パリ”だと分かりますよね!
では、“巴羅貝”はどうですか?巴はパで、羅はラ、そして貝はカイなんですが、
そこを“パラグアイ” と具合よく読み通すのが“通人”です。
ハワイ“布哇”やホノルル“花瑠瑠”に比べれば無理が少ないと思いませんか?
パラグアイ
パラグアイは日本から見て、地球のちょうど反対側にあって、日本から一番
遠い国の1つです。ブラジル、アルゼンチン、ボリビアに囲まれた内陸国です。
しかし、信濃(長野県)や甲斐の国(山梨県)同様内陸国でも海軍があります。
大きな川があり、その国境警備の為とか。まァ平和に願います。
パラグアイの国民食
一昨年、昨年(に加えてブラジルでは今年2022年も大不作のニュースあり)と
世界的不良になった大豆(納豆を始め、大豆油まで値上がりしました)
パラグアイは世界でも3番目の大豆輸出国、2011年3月11日東日本大震災の時は、
日系パラグアイ人農家が中心となり100万丁分の原料の大豆、製造加工費を
日本へ支援してくれたそうです。
3月11日、私は上海出張中で、地面が揺れるのを感じておりました。阪神淡路の
時はタイ出張の朝で、出発する飛行場で倒れている高速道路をTVで見ていました。
チーパ
これが、我が家が日本で食べられる“本物の味”、パラグアイの国民食(パン)
チーパです。ご近所のアナさんからいただきました。彼女の母国の味です。
ご持参いただいた時に一言、
『冷めたので、電子レンジで30秒位チンして食べてください」(全部日本語)
マンジョーカ(キャッサバ)の粉から作られたモチモチ感がたまらない!パンが、
“チーパ(Chipa) “。チーズのいい香りがとっても美味しい。
要するに、チーズの入ったパンだからチーパ。
最初の写真は、アナさんのチーパ。ネットではいろんな形のチーパが出ています。
ネットで見つけたいくつかの内から2つです。
こちらのは、少しアナさんのに似ています。
要するに家庭家庭で少しずつ違うという事です。家庭の味、形。
街頭販売
パラグアイでは、街頭だけでなく、バスの中にもチーパ売りがやってきます。
独特のリズムで「チーパチパチパチパ…」という掛け声で売るとのこと。
詳しくはこのユーチューブで、いろいろな売り子さんがみられます。おばさんも有。
Chiperita barrereña – Gustavo Romero – Grupo Agua y Arena
La Chiperita チパリータと言う映画もあります。チーパ売りの娘が主人公のコメディ。
梓みちよさんの“渚のセニョリーナ”のセニョリーナはイタリア語
スペイン語、ポルトガル語ではセニョリータ 娘さん
タピオカ・スターチ
あるレシピでは、
卵や牛乳、塩、チーズのほかに、アルミドンと言う材料名で
キャッサバの粉(タピオカスターチ)が載っています。
日本のAmazonで購入できます。
マンジョーカはパン粉みたいな状態、タピオカスターチはさらに細かい粉です。
Amazon のページ
では、皆様そろそろアナさんのチーパをチンして頂きます。
うちには来ない!と言う貴方、どうぞ(パラグアイの人と)良好な友人関係を
築き、チーパを頂きましょう。又は、ご自分で焼いてください。
我が家は(アナさんに貰える)のでチーパ作る必要が無いです。
ジルがこの間、手製おせちをあげていました。この物々交換で良いんです。
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