移動日
日本⇒フランクフルト⇒フィレンツェ:車でシニョリーナ広場
ようやくフィレンツェに到着
フィレンツェの空港に着いた。
どの乗換も時間が短くて買い物している時間もなかった。特別に欲しい物があったわけではないのだが、時間に追われると考えることはこんなことだ。
そんな慌ただしい到着地フィレンツェでは送迎のドライバー(Mさん)が待っていてくれてほっとした。
ところで何度目のイタリアですか?と聞かれて計算ができなくて二人とも黙ってしまう。
二人で来たのは1993年が初めてでそれから4回目。それぞれに旅行に来ている回数もあり、、。
一都市滞在のフリー旅行で、地図を片手に街を歩いていた。今ではフィレンツェ市内なら、地図がなくても方向は一致する。主要な観光施設の場所へは地図無しで行けるし観光ルートも自分達で作れるレベル。
ホテルに向かう
今回、二人で泊まるホテルはこれまでも何度か利用している。
このホテルで、古い形式のサービスを体験したことがある。それはメイドさんが掃除が終わると寝具をベットに広げて置いてくれる。今でもこんなクラッシックなベットメイキングを継続しているところがあるのかどうか。他のホテルでは経験したことがない。
そんな昔ながらベットメイキングをしてくれるのはおばあちゃんのメイドさんで、本で読んだだけでそれを経験したのは初めて、観光から部屋に戻りそのベットメイキングを目の当たりにした時は感動した。
広げて見せられるようなネグリジェでもなくて、ノースリーブの綿素材の寝巻だったからおばあちゃんも残念だっただろう。
そのために、昔の人はネグリジェとかガウンとか今考えるととにかくかさばる物を荷物に詰めて運んだという。そんな昔ながらのサービスがあったホテルなのだ。
ドライバーのMさんには、朝食はいたって簡素で、パンと飲み物チーズだけしかないのだが、ホテルの二階にテラスがあり、ベッキオ橋を眺めながら外で朝ごはんが食べられる。
ご飯をねだりに来るスズメと一緒に朝食をとるというのもフィレンツェ滞在の楽しみだったりする。なんて調子のいいことを話しながら、30分程で市内に入った。
街は変わらなくても、10年経過していると観光ルールは変化していて中心地に立ち入りできる車は観光ドライバー等、許可車両に限定されていた。送迎をお願したことが間違いではなかったようだ。
2017年には空港から中央駅まで路面電車が開通するという。
夏のフィレンツェはとにかく観光客が多い
宿泊するホテルのロケーションがベッキオ橋に向かう通りに面しているからなおさらなのだが、歩行者であふれる道を、人込みをかき分けるように車は進み、見慣れた景色と定宿ホテルについた。
歩行者専用となっている道で、観光客でごった返している中、車道に車を止め、Mさんがフロントにトランクを降ろしてくれた。次の送迎の時間を確認して、長時間の駐車は難しいからということで早々に引きあげた。
二人になりフロントでチェックインをお願いすると、なんと予約が確認できません。と言われてしまった。唖然とする二人。
問題発生
問題発生にて、「Mさんに伝えて」と言われてホテルの外に出てみたものの、人込みで車は見えるものの声など掛けられる状態ではなく、ホテルに戻る。
フロントで予約の確認をしていたももじろうが状況を説明してくれた。
ホテルの名前と位置が近かったので予約を入れるホテルを間違えた。ということが分かった。
送ってもらった定宿のフロントで、部屋に空きがあるのかを確認してみたが、部屋の空は無いという。(宿泊可能な日はシエナから帰った日からしかない状況)
間違えて予約した宿の場所を聞くと、ここから3分程の距離だという。
フロントも「この間違いはよくあります」と言うほどで、前株・後株の違いのような間違いらしい。
今夜はそこに泊まるしかない。
ももじろうが予約したホテルの位置を確認して、そこまではトランクを曳いて移動することになった。
予約したホテルに移動
結局石畳の上をトランクを曳いて移動したのだが、本当に3分で着いてしまった。
着いた先はホテルではなくてB&B。荷物を二階の部屋に運び入れるのが大変だったことを覗けば利便性もよく清潔な部屋で天井の梁も美しくて、室内も静か、とても満足できる空間だった。
定宿ホテルは、ベッキオ橋に向かうメインの通りにあり、夏場の宿泊は夜になっても、そぞろ歩きをする観光客で喧騒騒ぎもある。ようやく静かになった夜中でも突然酔っぱらいの騒ぐ声で起こされてしまう。大声が石の建物に響きうるさくて寝られない時がある。
それに対して今回の宿泊先となった、イノシシ像からシニョリーナ広場に向かう通りのB&Bはベッキオ橋の通りからほんの僅か外れため、夜はとても静かであった。
その代わり早朝から猪広場の露店車が開店準備で往来するので騒がしい。
Mさんには予約のホテルを間違えたので次はこちらに迎えに来てとB&Bの住所をメールで連絡をした。
バカンスシーズンは空室を探すのが難しい
今回は予約は完了していて部屋の確保が出来ていたからよかったのだが、夏場のフィレンツェは観光客であふれていて部屋が取りにくいから、個人旅行される方はご注意を。
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