老齢期、倹約が美徳。そんな老親が欲しいと言い出したもの。すわり心地のいい椅子を探しておこう

介護

年金暮らしの老親、暮らしぶりは質素で堅実、それはまるでヨーロピアンのようだと思う。彼らの堅実な日常の暮らしはバカンスという楽しみのためでそのためにランチを持参し、自炊する。楽しみのため、使うための貯蓄、日本人も見習いたいものだと思う。

なかなか自分の楽しみにお金を使わない老親。自分のために使うお金に遠慮してしまうのはなぜだろう。自分より他人優先、人様に迷惑を掛けない。それは立派だが何を恐れているのだろう。

父たちのリフォーム後の生活を見てももじろうまで

「リフォームは70歳までに考えよう」と言い出した。個人的にはリフォームより家電製品を更新する方が先だと思っている。なにしろ我が家の家電はいまだにファジー製品だから。

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倹約が美徳。そんな老親が欲しいと言い出したもの

それは椅子。床に寝転んでいて立ち上がろうとするとふらふらするから椅子が欲しい。と父が言い出した。ジルは「中途半端な椅子は買ってこないで」とひとまず釘を刺す。何故なら欲しいと言って勝ったラタンの椅子をほとんど座ることなく物置にしていた。これは壊れているのだという。それならもっと早くに買い替えればいいに。

それにしても、どうしてこの椅子を買ったの?と言うような座りにくい椅子だった。買った理由は多分お手頃で母が使っていたラタンの椅子より大きくて豪華に見えたから。母は年寄りに扱いやすい軽いラタン。こじんまり座れるその椅子を愛用していた。

椅子が欲しいのは分かった。その椅子に座って何がしたいのか聞き取りをした

床に寝転んで寝てしまう。そうすると立ち上がる時にくらくらする。お母さんがつまずくと行かないから、床で寝ないようにしたい。座ってTVを見たいがラタンの椅子は壊れていて座れない。しかもすわり心地が悪い。母が椅子に座って居眠りをしている。その姿勢も危ない。

母が母が、父があまりに母のためにと言う。それを聞いていた母が「自分はラタンの椅子で十分だ」父が椅子が欲しい。身体がえらいとうるさい。と言っているだけだ。と互いの意見に物申す。父も、すわり心地のいい椅子が欲しいで十分なのに

どんな椅子が欲しいのか

ソファーでリクライニングできる物が欲しい。という。話を聞いた後で考えてみた。ソファーを置くと狭くなり、床で寝転ぼうと思ってもできない。ソファーで寝転んだら母の座るところはなくなる。

とりあえず、ジルの部屋で使っている椅子を持ってくるか?

あの椅子は揺り椅子なので足を挟んだりして危ない。もう一つの椅子は背もたれが浅い。そうか、サイズ的にはジルの部屋の椅子は母にぴったりなのだが、それならいまのままラタンの椅子でも同じだろう。

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選んだのはカリモクのTHE FARSTだが決めるまでに一悶着

カリモクのTHE FARST

THE FIRST(ザ・ファースト) - カリモクの新型リクライニングチェア、一人用ソファ、パーソナルチェア。
THE FIRST(ザ・ファースト)のキャンペーン、フェア、ショールーム、取扱店、オーナーズボイス、開発ストーリー、ラインナップをご紹介します。THE FIRST(ザ・ファースト)はカリモクの新型リクライニングチェア、一人用ソファ、パーソナルチェアです。

老親に製品の特長を説明。明日、家具屋に見学に行くというと、母はお金を払う立場で「あなたたちが薦めるものは高いから」と予防線を張ってきた。そう値段は高い。それでも今さら中途半端な椅子では安楽の追求ができない。

「そのぐらいのお金はあるでしょう。今欲しい物に使わないと」と言うと「老後のためのお金だ」と返してくる。「老後は今でしょう」と言うと「寝込んだ時が老後」だという。そこで「何もできない状態になったら、お金を使うこともできない。これから欲しい物があるかどうかわからないのだから、今欲しくてさらに長生きできる物にお金を使うべきだ」と言い切ると、見学には同意した。

家具屋で、展示されていたTHE FARST椅子に座って見ることを薦められる。この椅子は身体のサイズに合わせて椅子の大きさがある、サイズMを薦められ、父がその椅子に座るとすっかりなじんでしまいそこから動こうとしない。

父に他の展示品を見ようと薦めた。仕方なく動き出した父、欲しがっていたソファーに座るが落ち着かず、一人用の海外のメーカーの椅子に座ってみた。なるほどどっしり座れるが、椅子が大きくて身体が余る。ゆったりとした感じではあるのだが、身体がよじってくる感じ。

父は再びカリモクのTHE FARST展示品に座り、母も座る。そうしていると父が居眠りを始めた。それを見て、こんなところでと思ったが「この椅子がベストだと思う」と母に伝える。その時点で父は「一回旅行に行くと思えば買える」と買う気満々になった。

母も父の喜びようにしぶしぶ了承し、皮の色を選び、納品日を確認した。皮の色は派手好きな父が選んだのでオレンジ。さて和室にあうかどうか。

帰宅し母にさらに説明

安物買いは後始末が大変。この椅子なら、たとえ中古でも高く売れる商品である。皮が傷んだら張替ができる。さすがの日本製で体型とサイズがあう。テレビを見ていて眠くなったら背もたれを押せば寝椅子になる。ソファーと違い一人を邪魔されない椅子だからと伝えたこの一言で母も納得したようだ。

一月後、商品が届いた

椅子で座ってTVが見られるようにTV台を買い替えて、壊れた椅子と古いTV台は回収してもらい。廃品の処理もできた。鮮やかなオレンジが和室にあう。華やかでいいと父も満足。これにあうテーブルがいる。と言い出した。後は自分達で考えて。

愛用している

結局椅子の皮の手入れはしていない。ジルが都度手入れして使っているかどうか確認しているが、二人ともご愛用なのは油キレでわかる。背もたれの汚れ具合で寝ている姿が見えてくる。この椅子を選んでよかった。

膝の痛い母は深く座るので立ち上がる時に膝が痛い。と言うが、座っている分にはすっぽり包まれて、すわり心地は良いようだ。父は背もたれを伸ばしてくつろいでいたり寝ていたり。母は背もたれが操作できないようだが、頭を付けて静かだなと思う寝ている。

冬場は足元が寒いとホットカーペットに座り込むときもあるようだがそれも冬場だけだという。使い始めたら値段は気にならなくなったらしい。すわり心地を聞くと値段が高いから心地よくて当然だと言う。それもができたのも母が老後資金を貯めてきたからだ

ささやかな老後の贅沢しか薦めてあげられないが、家族としては自分たちが心地いいことにお金を使って欲しい

 

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椅子が欲しいと言われた時は、リフォームして少しは自分のために楽をすることを考えてくれるようになったしらと喜んだのでした

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