高齢期のリフォーム 失敗と反省。活用できた助成金と費用について

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slightly_different / Pixabay

色々想定して動線も確認してリフォームも完了し、暖かい部屋で暮らすようになった二人。

これで満足して平穏に老後生活を過ごせるだろう。という安心があった。

しかし現実はそうはいかない。

リフォームして快適になったら老親がパワーアップ

そもそもリフォームを決心したのは父の体調が悪くなっていたからで、その当時は何時までもつか?という状態だったからその間だけでも負担が少なくなるようにという思いがあった。ところが病状が安定し至って普通に生活ができるようになった。

確かにこれまでよりもたくさんの薬を飲むようになったしそれなりに食事にも気を使い体重も減った。リフォームにより生活は安楽になり、それらが相乗して病状が悪いなりに安定した。

元気になると、狭い部屋で二人がやり合う場面が増えてきた。理由は些細なことで、テレビのチャンネル争いであったり、しつこいものの言いようであったりして。母が寝られないと言い出した。

二人暮らしにせまい空間

寝室とした部屋と居間とした部屋はふすま一枚で仕切られているだけで疲れて今日は早く寝たい。と思っていても、テレビの音が五月蠅いとか、今番組が面白いからと遠慮なく起こしに行く。そんな父に母はいらだつ。

四六時中同じ空間にいることに疲れてきたのだろう。寝室はきちんと区切り、一人になれる部屋を作っておくべきだったと反省している。なにしろ元気になる想定はしていなかった。

空いている母屋で寝ればとも思うのだが一度快適な空間に慣れてしまうと今更隙間風が吹き込む母屋で寝られたものではない。

老年期歯が抜けるのは歯周病が原因かも、マウスケア液でマッサージをしたら歯茎がピンクに戻った
今どきの高齢者ならほとんどの方が悩んでいるであろう、歯周炎と高血糖。
母の話しにうんざりすると「母屋に移りますか?」と意地悪な質問をするジル

母の話を聞くのに疲れると決まり文句でこの質問をする。もちろん母は黙る。二人の話しを終わらせる時の決め台詞のようなもの。そうすると母は更に憤慨するのか「ばか」と言い捨てて、今度はそれを、父に言いつけに行く。この年になっても親から「ばか」と言われ話を聞いてくれないと悪者にされる娘。親子とは難しい。

母のやさしさが空回り

日常で父と離れるときも、もしも何かあったらと心配していて距離を取る事も踏ん切りがつかない。こんな二人の関係は想像もしていなかったし、一人になれる部屋が必要だとは考えもしなかった。

こうして、年をとって互いへの配慮が依存とわがままな関係になっていることに気が付きもしなかったことは反省するしかない。

失敗と反省と

これらを考えてみると狭い空間、二人で暮らすためにはどこかに一人になれる個室場所を作っておくこと。女の人ならそれはキッチンかもしれない。もしくは鍵のかかる寝室を作ることを考えておくべきだったと思っている。老親には気の毒だけど、自分達はそれを参考に互いに距離のできる空間を作りたい。

老年期それでなくても二人きりで過ごす時間が多い。楽しく暮らすためには互いのプライバシー確保するの空間と時間は必要なのだと反省している。

療養期間が長くなり二人の間でしかわからない関係がある。一人残されるかもという不安が遠のいたとき、自分をいたわる空間が欲しくなる。贅沢というより安心して、自分に戻りたいそんな感覚があることを感じている。

リフォームのための助成金・補助金は上手に組み合わせてみる

補助金について調べたのは、政府機関、県、市、介護保険、福祉という具合に順に使えそうな助成金を洗い出していった。こうして助成金を組み合わせて使うことを考えてみた。

当時はエコの補助も使えたのでそれに耐震補強という組み合わせで、思い切ってすべてのガラスをインプラスや二重ガラスに変え、外壁も耐震補強をしてもらうことになった。些細な変更としてはドアのマルノブをレバーに変えた。洗濯機を洗面所に設置するために洗面台の配置も変えた。そんな些細なリフォームや配置変更だけでも使いやすさは大きく変わると思う。

リフォーム費用は老親の老後資金からも出してもらった

何しろ要望の多い絵を書いていたのでそれが、可能なのかどうか。と考えていたが工務店は、要望ことはしてくれる。ただしそれなりに予算があるから、どこまで出せるか?という事になる。

結局は、補助金で2/5両親が2/5ジル達が1/5という割合の支払いになった。母には父の寿命が一年延びたら元が取れる。と言っていたが今年で6年。十分元は取れた。何より老親は寒くて不便な母屋に戻る気がない。リフォームを勧めたのは自分達であり、親族の中にはそれを無駄だと考える意見もあった。結局、父の「自分の家を治すのに何の遠慮がいるのか」という発言で片がついた。

父の容体が安定したこともあり、リフォームが完成するまでには半年以上話し合っていた。急がず焦らず、まずは安全の確保を優先に老親の足回りを整理してみることから始めて、次にその先を探してみてはいかがだろう。

 

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