隣人のいびきと無呼吸発作に悩まされる静かな夜

日々是好日
Hans / Pixabay

我が家は数年前に断熱、遮音、エコに賛同して、内窓を付けた。この効果を実感したのはとにかく音の遮断になったことだった。

 居住環境と騒音

集合住宅でありながら世帯数が少なく、敷地が広い、部屋が道に面していないことの条件が重なり、非常に静かな環境なのなのだが、その静けさに慣れてしまうと些細な音が気になるときもある。ましてやももじろうは音楽を聴く。その音は他人にとっては迷惑だろう。

集合住宅なので、ご近所の会話が聞こえる。それは仕方がない。にぎやかでいいわね。と思う時は起きているときで、寝ている時に騒がしい喧噪が聞こえてくると、目が覚めてしまうことがあり、それがたまにであっても起こされたと言う不快な記憶は残る。内窓でガラスが3重になったら、外からの音が遮断され、それが改善された。

排気口から不気味な音が聞こえてくる

外の音が聞こえなくなり、静けさが増した。それなのに時々グーアーグーアーという大きな音が聞こえることに気が付くようになった。しばらく音がしてそして停まる数秒するとまたグーアーグーアーと聞こえる。これはいったい何の音だろうと言う話になった。

二人してこれはいびきだね。しかも無呼吸発作があるね。ずいぶん止まっていたね。なんて話していて、その音が排気口の狭い場所から家の中に入ってくる音だということが分かった。

それは、隣の部屋の肥満した叔父様のいびき音

会話は聞こえないが何故かいびき音は聞こえる。以前は聞こえなかったこのいびき音が聞こえるようになった理由を考えてみた。どうもお隣は寝室ではなくてリビングで寝るようになった。もしくはリビングで寝てしまう時に聞こえてくる。ようだ。

たぶんいびきが五月蠅くて寝室から追い出され、リビングが寝室になったのだろう。そのいびきが窓を通過して向かいの建物の壁に反射し、周囲に響いて伝わってくる。それとも外にでた音が直接、我が家の排気口から入ってくる。いずれにしても太鼓のような音の振動は伝達力が強いことを実感している。

静かな夜を邪魔するもの

寝室と隣のリビングはかなり距離があるように思うが、気圧が低い、冬の静かな夜だと、排気口から聞こえてくるいびきの音に、ももじろうも昨夜のあの音はすごかったね。というほど聞こえる時がある。こうして聞こえてくる音はそれぞれの寝入り方や眠りの深さで違うのだった。

いびきの響き方は、それぞれの熟睡度と風のながれ、空気の沈み方にもよる。という事まで整理できてきた。

我が家のリビングで聞こえる時は、リビングが隣り合わせなので窓越しに聞こえることはわかる。寝室はリビングと離れているのに、方向が同じだからなのか、排気口から音が聞こえていて、排気口を通すものだからラッパを通したように音が広がる。窓からは外の音や気配を感じないのに排気口から聞こえるいびきの音に驚く。

これだけ、この音はいびきだと理解しているのに驚いてしまうのは、それが人が自然に発している音で、音楽のように統一性も秩序もなく心地よさを追求していうような、目的があるような音ではないからだろう。呻いている声に感じた時は、なんとなく心がざわつく危険な感じがしてしまう音だと本能が教えているようだ。

無呼吸症候群とは

睡眠時無呼吸症候群(すいみんじむこきゅうしょうこうぐん、Sleep apnea syndrome; SAS)とは、睡眠時に呼吸停止または低呼吸になる疾患である[1] 。もっとも一般的な特徴は、大きないびきである[2]

閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)、中枢性睡眠時無呼吸症候群(CSA)、これら2つの混合性睡眠時無呼吸症候群、この3つに分類される。OSAが最も一般的である[1] 。OSAのリスクファクターには、肥満、家族の病歴、アレルギー、咽頭扁桃肥大(アデノイド)などがある[3]

治療は、生活習慣の改善、マウスピースや呼吸機器の装着、手術など[1]。生活習慣については禁酒、減量、禁煙、睡眠姿勢など。呼吸機器ではCPAP装置の装着など[4]。治療しない場合、心臓発作脳梗塞糖尿病心不全不整脈肥満交通事故などのリスクが増加する[1

 

無呼吸症候群による弊害が多いことはご存じのとおり

夫婦仲が色々あっても、細く長く働いてもらうことで成り立つ生活もある。事故や病気になれば結局、共同責任で負債を抱えることになる。互いの関係は割り切って、寝室から追い出すことよりも、通院させることに着目する方向に向かないのだろうかと思う。

眠れなかった夜の音の思いで

田舎でカエルのなき声で眠れませんでした。と言う話がある。田舎で夜に気が付く音は、竹の笹が風が吹くたびにさやさやと音を立てる。吹き上げる風が落ちた笹葉をなでるように揺らす音そんな音に眠れない夜があったことを思い出す。