CHEMIN/CAMINO サンティアゴ(巡礼路)とFADO ファド酒場-ポルトからリスボンに移動

聖地サンティアゴ&ポルトガル周遊旅行

いつも妻がお世話になっております。世帯主で主夫のパートナーが、ポルトガル・ツアー第2章を始めます。

 

ポルトからリスボンに移動

翌朝、2泊したポルトからリスボンへの移動です。10時前に、大学の町として有名なコインブラに着きました。日本語の雨合羽の元になった黒いマントの“カッパ”を来た、学生が小遣い稼ぎの売り物を(飴?)もってバスをお迎えしてくれます。

現在大学校舎として使用している元王宮の中にある王の礼拝堂に並んでいる王族用皮張でクッション入りの椅子が印象的でした、普通教会のそれは、木製で堅い物なのは皆様もよく御存じの通り。

 

 

こうした格差は、昔から当たり前に存在しました。「貧乏人は麦を食え」という正直な池田総理大臣もいましたが、冬の礼拝堂の冷たい木の椅子と比べればやはりそこは王様の礼拝堂で、いたれりつくせりでした。丘の上の(元王宮)大学から一段一段の高さがある石の坂道階段を足を踏み外さないようによっこいしょ!どっこいしょ!と下りコインブラの“学生ファド”を観光客に1曲無料で聞かせてくれる店に寄りました。CDを買ってもらうのが先方の希望ですがだれも買いませんでした。初めてFADOを聞いてピント来なかったのかもしれません。私の個人的には、やはり“リスボン・ファド”が好みです。

 

コルク

今は小さな町コインブラの第一印象は、坂道が年取ると大変!坂道を息絶え絶えにのぼる足の悪い年配のご婦人は忘れられません。第二は、ポルトガルが世界に誇る生産高のコルクを材料にした、ハンドバック、鞄、帽子、靴、サンダル等々。奥様に鞄、私用にサンダルを購入しました。もちろん税金の還付請求を後日リスボン空港でいたしました。

 

先日のBS番組で俳優の関口さんがポルトガルを回る鉄道旅行しているのを見ました。番組中ファド酒場にももちろん行きましたが、印象が深いのはコルクの採取農場で一度皮を剥いた木を9年後にまた皮を剥ぐ為に印を付けると農夫が言っていたことでした。

ムイト・オブリガード-笑顔

印象と言えば、ポルトのホテルで女性スタッフに地図をもらった時、ついでに『 (Thank you very much) “どうも有難う”が、ポルトガル語で“オブリガード”ならば、(Thank you very much indeed) “ほんとうに有難う(イギリス英語)”はどういうの』と聞いて彼女が教えてくれた『ムイト・オブリガード』をもう一度こちらから(教えてくれた本人に向い)“ムイト・オブリガード”と言った時の、彼女の小恥ずかしいながら、イギリス英語を判っていると思われる東洋人に、別段取り立てて変わったことは無い通常の仕事を最大級の感謝の言葉で認めてもらえた満足感の様なものが垣間見られたのが印象顔Ⅲでした。

 

CAQUI, KHAKI, KAKI =「柿」

昼食前の自由行動時間散歩中に八百屋さんで、スペインから来ているが売られていました。CAQUI, KHAKI, KAKI と書いてあります。日本で言うなら次郎や富有柿でなく、筆柿系統のそれかと思いました。40年前パリ・フォーションではブラジルから来た柿を売っておりました。その時も KAKI として売っておりました。この柿で作った柿羊羹の様なものがスペイン・サラマンカ、及びポルトのホテル朝食のおかずの一つとして出ていました。チーズの類と同じ扱いです。こげ茶色の塊なので多くの人がいぶかしげに見るだけで手を出しませんでしたが、40年前の知識から多分これは、柿だろうと推測を付けて皿にとった私は、実際に食したので間違いありません。柿羊羹の味でした。百見は一食に勝らず。

 

ARTES E SONS の Maria João マリア・ホアゥ(ホアロでも可?) 女店主

昼食をコインブラで済ませ、午後は城壁の村、OBIDOS オビドスに向いました。そのオビドスで今回の旅で最大の収穫がありました。それは、長さが300m位しかない小さな城壁の村の中央広場近くにあるレコード・ショップ ARTES E SONS の Maria João マリア・ホアゥ(ホアロでも可?)女店主?に2015年発売のアマリア・ロドリゲスのトリビュートCDを勧められたこと。

前日のサンティアゴからの帰りにトイレ休憩で寄ったパーキングの店にも同じCDはあって、私が『アマリア・ロドリゲス?』と尋ね『そうだ!』とオジサンは答えたのですが、あいにく英語を話せないらしく会話になりませんでしたので、これがアマリアのトリビュート版だとは知りえませんでした。

オビドスに着いて、中央広場まで皆でぞろぞろ幅3m程のメインストリートを歩いている時、音楽を流している店がありまして、そこがマリアの店でした。中央広場で街の説明後解散となったので、さっそくマリアの小さな店(4畳半程度)に行き陳列されている数少ないCDを見ていると、マリアが横から英語で声をかけてきまして、話が始まりました。

 

 

彼女曰く「昔のファドが好きならアマリア・ロドリゲスのトリビュート版で近頃一番売れているそのCD AMALIA Les voix de fadoが一番のお薦め。参加しているのはいずれも人気・実力のある人達でさすがに皆上手い。最後の曲を歌っているのは実妹のセレステでまだ存命中。若手のファドが好きならトリビュート版には呼ばれなかったがMariza と言う若手No.1歌手のヒット数枚から良く売れた曲だけを集めたベスト盤、Best of Mariza が良い」とCDの解説をしてくれました。私は€16.95 で買ってきました。日本ではアマゾンで買えます。ハイレゾ版もダウンロード可能、ユーチューブで録音時の映像が少し見られます。

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村が作った、日本語解説版のあるオビドスへ行ったら、中央広場に向い手前右のマリアの店によってあげて下さい。クレジットカード入力機の調子が悪い時が有るかも知れませんが、彼女との会話(英語可)を楽しんで来てください。

マリアお勧めの“AMALIA Les voix du Fado アマリア・ファドの声”が私も一番のお薦めです。

 

夕闇が迫る中、オビドスを出発

現在総発電量の40%を風力発電で賄うポルトガルの風力発電機の塔が、夕闇の残照の中、次第に暮れゆく空にすっくと右や左の山肌に立ち並ぶ中、リスボンに向けてバスは疾走します。スペインのドンキ・ホーテが現在のポルトガルに出現したら牝馬ロシナンテに跨り風力発電機をカンポ・デ・クリプターナの風車同様に巨人と間違えて突撃をするかもと言いたくなります。因みにポルトガルの高速道路は全線無料。