耳の遠い高齢両親には電話での連絡は伝わりにくい

介護
TeroVesalainen / Pixabay

用事のない電話は「無駄だ」と母がいうものだから、互いに本当に用事のあるときしか連絡をしない。

親子電話で長話は無い家族である。

めずらしく父から電話があった。母が待ちきれなくなると、父に確認の電話をさせる。もしくは父が待ちきれなくなったのか?いずれにしても業務連絡である。

ゴールデンウィークの最中、父から電話

「休みなのに、どこにいるのだ」

「旅行に出たのか」

「旅行中なら土産を頼もうと思って電話をした」という。

ご近所が帰省で賑やかになっているのに、自宅が静かで淋しかったのだろう。

「いつ帰る」と聞けないところがかわいいところ。

耳が多い両親に電話での説明は難しい

自宅の整理整頓と温水器の交換で、老親宅への帰省が予定より遅れているだけである。

しかし自宅の状況について、耳の遠くなっている父に電話できちんと説明するのは時間がかかる。

それでなくても「お前の声は聞き取りにくい」と言われているのだ。帰省の日の確認だろうから、帰省日が分かればいいと思い、

「今ハワイなの」「二日にはいきます」と答えると「ハワイならチョコレートだな」と土産の希望有。美味しいチョコレートを買って帰ろう。

やはりきちんと伝わっていなかった

二日両親たちの夕食が終わった頃実家に辿り着いた。母は「明日じゃなかったの?」と聞いてきた。

正確に伝わっていたのは二日という日だけでした。

給湯器が壊れた。自宅の整理整頓そんな説明をしてみても「そんな事だろうと思っていた。」というもののそれ以上の反応はない。何処に遊びに行こうが楽しんできたならそれで良いのだろう。

今の望みは一つ、家族が集まる時期、にぎわう時には自宅もそうであったらと願っているだけ、期間は関係なく、その時期に会えた。ということで、満足できるようだ。